最高裁が八ッ場ダム住民訴訟の上告を退ける決定を下したことについて、関係都県の原告、弁護団が抗議声明を発表しました。
 http://www.yamba.sakura.ne.jp/seimei.htm

 八ッ場ダムをストップさせる群馬の会による抗議声明が新聞で報じられています。群馬の会による抗議声明はこちらです。
 http://www.yamba.sakura.ne.jp/shiryo/gunma_s/gunma_s_seimei.pdf

◆2015年9月17日 毎日新聞群馬版
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20150917ddlk10040172000c.html
ー八ッ場ダム住民訴訟:敗訴確定で抗議声明 市民団体と弁護団 /群馬ー

 八ッ場ダム(長野原町)の建設事業費を一部負担する利根川流域の6都県に対し各地の住民が支出差し止めを求めた訴訟で、最高裁が6都県分の上告をすべて棄却し、住民側敗訴の東京高裁判決が確定した。

市民団体「八ッ場ダムをストップさせる群馬の会」と弁護団は16日、「決定は不当極まりなく、最高裁に課せられた行政権への監視監督の使命、役割を放棄するものであり厳重に抗議する」との声明を出した。

 声明では今回の台風18号で鬼怒川の堤防が決壊した点にも言及。

「上流ダムで洪水調整しても中下流で降雨が卓越すれば氾濫の危険にさらされる。ダムでは流域住民の安全を守れない。今回の決定であしき河川行政がまかり通ることになった」と指摘している。【吉田勝】

◆2015年9月17日 朝日新聞群馬版
http://www.asahi.com/area/gunma/articles/MTW20150917100580001.html
ー八ツ場ダム最高裁決定に抗議ー

八ツ場ダムへの負担金をめぐる支出差し止め訴訟で、原告の住民側の敗訴が最高裁の決定で確定したことについて、原告らの市民団体などが16日、「司法の役割を放棄した決定で、悪(あ)しき河川行政がまかり通る」などとした抗議声明を発表した。

 判決などでは、国の計画や行政処分は、重大かつ明白な瑕疵(か・し)がなければ違法との判断はできず、住民らはそれを立証していないとした。

 声明で原告らは、300ページの理由書などでダム計画の不合理性を指摘したと強調した。また、先週の大雨で鬼怒川の堤防が決壊したことに関連し、「上流に大規模ダムがあるが洪水調節しても流域住民の安全を守ることができなかった」「ダム建設を優先し、堤防の強化を怠った」と河川行政を批判した。

◆2015年9月18日 上毛新聞
ー八ッ場ダム訴訟 敗訴に抗議声明 建設反対の市民グループー

 八ッ場ダム(長野原町)建設に反対する県内の市民グループが県の事業費支出の差し止めなどを求めた訴訟の敗訴が最高裁で確定したことを受け、市民グループは17日までに、最高裁決定に対する抗議声明を出した。市民グループは今後も、八ッ場ダムが治水・利水などの面で不必要との観点から注視していくという。
 
 抗議声明は記録的な豪雨で茨城県などで被害が出たことにも言及。鬼怒川の上流には大規模なダムがあるのに、堤防は決壊したとした。「ダムでは流域住民の安全は守れない。喫緊の治水対策は、いかなる雨の降り方にも対応できるように堤防を強化することだ」などと指摘している。

◆2015年9月24日 朝日新聞栃木版
 http://digital.asahi.com/articles/CMTW1509240900001.html
ー敗訴確定で抗議声明ー

湯西川(日光市)、南摩(鹿沼市)、八ツ場(群馬県)の3ダム建設への公金支出差し止め訴訟で、住民側敗訴が確定した最高裁決定に対し、原告らの市民団体などは18日、「下級審の誤りを正す使命をかなぐり捨てる不当な決定」として抗議声明を発表した。
 声明によると、住民側敗訴とした二審の東京高裁判決は、必要な事実認定をせず、国と自治体の関係は「上意下達」と時代錯誤の認識を前提にしている、などと主張。
 最高裁は公共事業の無駄遣いをチェックする司法の役割を放棄したとしている。

 豪雨災害で鬼怒川の堤防が決壊したことにも触れ、「河川改修予算を減らす一方、大規模ダムの建設に治水予算の大半を投入するダム優先の河川行政の誤りを露呈させた」と指摘した。