八ッ場ダムに反対する都県議員らの動きに対抗して発足した推進議連が、9月議会を前にダムの早期完成を求める要望を国交省に行いました。
 上毛新聞の記事で取り上げられている会長の佐久間埼玉県議、国会議員議連の佐田玄一郎衆院議員、大沢群馬県知事は、いずれも自民党系です。自民党には様々な議員がいますが、八ッ場ダム推進ではスキャンダルで有名な政治家ばかりが活躍するようです。
 地元のダム推進組織の萩原委員長は、「八ツ場ダムは東京五輪の1年前にできることになった。」と語ったそうです。東京五輪の開催が2020年8月、そして八ッ場ダムは工期延長が確定すれば2020年3月の完成を目指すことになります。果たして八ッ場ダムは、東京オリンピック開催までに完成するのでしょうか? 「地元住民も一丸になって頑張る」と書かれていますが、住民はダム完成のために何をがんばればよいのでしょうか?

◆2013年9月10日 上毛新聞
ーダム完成へ 国交省に要望書 八ッ場ダム推進議連ー

 八ッ場ダム推進議連1都5県の会は9日、国会内で第3回の全体協議会を開いた。国会議員や地方議員ら350人が参加。早期完成を求める決議を採択し、要望書として国土交通省に提出した。
 会は群馬、栃木、茨城、埼玉、東京、千葉の建設推進の立場の都県議で構成。国会議員の推進議連と共催で全体協議会を開いた。本県から大沢正明知事や県議、地元住民らが出席した。
 
 主催者のあいさつで、佐久間実会長は「ねじれ国会は解消し、八ッ場ダム建設の態勢は整った」と今後の迅速な作業に期待を込め、国会議員議連会長を務める佐田玄一郎衆院議員は「油断することなく、一日も早い完成に向けて皆さんと団結していきたい」と語った。

◆2013年9月10日 朝日新聞群馬版
 http://www.asahi.com/area/gunma/articles/MTW20130910100580001.html

ー八ツ場ダム本体早期完成を要望ー

 八ツ場ダム(長野原町)の本体工事費を国土交通省が来年度予算の概算要求に盛り込んだことを受け、推進議連1都5県の会と推進国会議員連盟は9日、東京・永田町で全体協議会を開いた。群馬など関係6都県の首長や議員、地元住民ら約320人が参加。ダム本体の早期完成などを求める決議を採択し、要望書として国交省に出した。

 決議は、ダム建設に関する基本計画の変更手続きを早急に行うこと▽予算措置を遅滞なく行い、徹底したコスト縮減▽地元住民の生活再建事業の充実と速やかな完成の3点を国交省に求めた。

 協議会では、前関東地方整備局長の森北佳昭水管理・国土保全局長が「心配と迷惑をかけた」と謝罪し、今年度のダム関連工事4件のうち2件が契約に至ったことなど国交省の取り組みを説明。住民組織「水没関係5地区連合対策委員会」の萩原昭朗委員長は「八ツ場ダムは東京五輪の1年前にできることになった。地元住民も一丸になって頑張る」と述べた。

 国交省は、工期を2019年度に4年間延長し、約4600億円の総事業費は「変更なし」とする基本計画の変更案を示している。県は、ダム本体と生活再建事業の早期完成と事業費圧縮を求める付帯意見をつけて同意する考えで、17日開会の定例県議会に関連議案を出す。(小林誠一)