八ッ場ダム予定地を走る吾妻線は、9月24日に運行終了となり、10月よりダム事業でつくられた新線に切り替えられました。新しい線路は、ダム予定地の殆どの区間をトンネルで通過します。
 八ッ場ダムの本体工事がこれまで着工できなかったのは、ダム予定地を走る吾妻線の切り替え工事が遅れていたためです。

 名勝・吾妻渓谷の八ッ場ダム本体工事予定地では、渓谷左岸の山の掘削が昨年から始まり、山の上にダム本体工事の作業ヤードがつくられました。これまでは吾妻線が走っていましたので、それ以上の工事はできませんでしたが、吾妻線の撤去作業が始まり、残されている山も間もなく工事現場に変貌していくでしょう。(写真下:線路脇の柵の撤去作業が行われている、ダム本体工事予定地)

柵を外す作業 (2)shuku

 関連記事を転載します。

◆2014年11月14日 産経新聞
 ー八ツ場ダム、本体工事着手  旧JR吾妻線の廃線撤去ー

 http://www.sankei.com/life/news/141114/lif1411140002-n1.html

 群馬県長野原町の八ツ場(やんば)ダム建設をめぐり、国土交通省が、建設予定地にある旧JR吾妻線の線路(廃線)撤去に着手していたことが13日、分かった。建設地での具体的な作業はこれまで測量のみで、事実上の本体工事に着手した。

 国交省によると、実際に作業にあたっているのは、清水建設(東京都)などの共同企業体(JV)で、線路の撤去は先週から始めた。先月16日から始まった現地測量も継続中で、測量終了後は、樹木の伐採や川床の掘削などを行う。

 旧吾妻線は、岩島駅-長野原草津口駅間の約6キロが水没地域に含まれていたため、9月までに付け替え工事を終え、現在はダム予定地を通らない新線が利用されている。

 八ツ場ダム建設をめぐっては、民主党政権による事業見直しで一時中断していたが、自民党政権となり、今年8月に本体工事を請け負う共同企業体が決定していた。

—転載終わり—

 吾妻渓谷から旧・川原湯温泉駅に向かう線路。使われなくなった線路は、錆が目立ってきました。
川原湯温泉駅に向かう線路shuku

 9月24日まで吾妻線の列車が走っていた、八ッ場ダム本体工事左岸の山麓。
本体左岸と線路shuku