2013年3月9日

 昨日、東京都内で開かれた利根川・江戸川有識者会議(第10回)の関連記事を転載します。

◆2013年3月9日 朝日新聞群馬版

 -有識者会議、半数近く欠席 八ッ場ダム関連 整備局不信・批判もー

 八ッ場ダム(長野原町)問題に関係し、国土交通省関東地方整備局は8日、利根川・江戸川有識者会議を都内で開いた。利根川・江戸川河川整備計画の原案が議題。この日も委員21人のうち、10人が欠席した。

 整備局は、1月の原案公表後に出席がない委員4人が寄せた意見を公表。ある地方紙幹部は「原案公表が唐突で、驚きとともに不信感を覚えた」と整備局を批判し、「何が論点になるのかを明確にしてから委員を招集すべきだ」と求めた。

 会合では、賛否両派が持論を主張。虫明巧臣・東大名誉教授が「河道整備、ダム、遊水地は3点セットですべて必要だ」とし、大熊孝・新潟大名誉教授は「他の河川の整備計画と比べ、個々の事業の記載が極端に少ない」と主張した。
 整備局は、関係住民の意見聴取や公聴会を終え、有識者会議や関係都県知事の意見聴取を経て決める方針。見直し派の大熊氏と関良基・拓殖大准教授の2委員は8日、太田昭宏・国交相と関東地方整備局長に計画策定を急ぐ理由など5点の質問書を出した。

◆2013年3月9日 下野新聞

 -八ッ場ダム建設 主要論点に誤記ー

 国土交通省関東地方整備局は8日、八ッ場ダム(群馬県)の建設に関連し、利根川水系の河川整備計画の策定に向けた「第10回利根川・江戸川有識者会議」を東京都内で開いた。

 議論の主要テーマである、洪水時に利根川の基準点(群馬県内)で安全に流す「目標流量」に関連し、同会議で複数回提示された計算式(2011年作成)に誤記があったことを明らかにした。同局は「修正漏れ」があったと説明している。同会議の委員からは、「単なる修正漏れでは済まされない」と指摘する声もある。

 この会議では、同整備計画原案について、八ッ場ダムの必要性や治水効果について、賛成、反対両派の委員の間で応酬があった。