2月27日の群馬県議会の一般質問において、(株)大同特殊鋼渋川工場が排出した有害スラグに関係する質疑がありました。有害スラグは八ッ場ダム事業でも住民の移転代替地等で使われたことが明らかとなっており、現在、その一部で撤去作業が始まっています。
 質疑の録画を群馬県議会のホームページで見ることができます。

●平成27年第1回定例会 平成27年2月27日(金) 本会議(一般質問) 酒井宏明議員(共産)
 http://www.gunma-pref.stream.jfit.co.jp/?tpl=gikai_result&gikai_day_id=240&category_id=3&inquiry_id=3111
 
 ・5 大同特殊鋼(株)渋川工場のスラグ撤去と刑事告発について   約4分

以下、質疑の要旨 (酒=酒井宏明県議、環=青木勝環境森林部長)

酒井:私はこの問題を一年半前から県議会で取り上げている。ようやく国交省も調査を始めて、フッ素や六価クロムなど有害物質の濃度が基準値を超えるところでは撤去作業が一部で始まったということだが、いまだにスラグが剥き出しになっている所や、東吾妻町の土地改良事業では舗装…かぶせてしまったところもある。渋川地区広域圏の一般廃棄物最終処分場にもこの鉄鋼スラグが使われていることが明らかとなっている。
 県は先日の一般質問で「大詰めを迎えている」と答弁したが、具体的にどういうことか? 廃棄物として早急に全面的に撤去し、関係者を刑事告発するとともに、こうした不法投棄がなぜ行われたのか、徹底究明し、再発防止策を講ずるべきではないか?

環:24日の一般質問で星名県議のご質問にもお答えした通り、スラグの廃棄物性の該当性について調査中である。現在、国と最終協議を行っている。結果が分かり次第、関係法令に基づいて適切に対処する。

酒:大詰めを迎えていることについての説明がないが、これは刑事告発を準備しているということか?

環:調査結果を得て判断する。

酒:国もスラグに有害物質が含まれるなら、混ぜても再生資材としては認めていない。つまり廃棄物を有価物として使用したら違法と国も認めている。大同特殊鋼はスラグの一部撤去費用に応じるということだが、逆有償取引までやってリサイクル偽装を行ってきた確信犯で、刑事責任を明らかにする必要がある。フェロシルトの不法投棄事件では、関係者が廃棄物処理法違反で逮捕されている。今回の事件もよく似た構図。混ぜて有価物として販売。黙認して来た県も、不作為、怠慢のそしりを免れない。すみやかな撤去と関係者の刑事告発を強く要請する。

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*上記の質疑の中に出てくる星名建市県議による一般質問の録画は、こちらのページから見られます。

http://www.gunma-pref.stream.jfit.co.jp/?tpl=gikai_result&gikai_day_id=238&category_id=6&inquiry_id=3057

平成27年第1回定例会 平成27年2月24日(火) 本会議(一般質問(代表))星名建市(自民) 
 3鉄鋼スラグ問題について 環境森林部長(約3分)

以下、質疑の要旨 (星=星名建市県議、環=青木勝環境森林部長)
星:(株)大同特殊鋼渋川工場から排出されたスラグを使用した建設工事箇所から環境基準を上回る有害物質が検出されたことを受け、県は廃棄物処理法に基づいて調査を進めているという。初めて話が出てから1年が経過。この1月には二回目の鉄鋼スラグに関する連絡協議会が開催されたと聞く。現在の調査の進捗状況はどうなっているのか?

環:昨年1月、県として大同特殊鋼渋川工場に立ち入り調査を行って以降、これまで数次に渡り、関係者に廃棄物処理法に基づく聴取を行った結果を踏まえ、国とも協議をしながら、全容の解明を進めてきているところである。現在、調査は大詰めの段階にあり、国と最終協議を行っている。結果が出次第、速やかに公表していく。

星:このことについては不安を抱く県民も少なくない。私の地元でも問い合わせ等がある。県民の安心安全のためにも、一日も早い全容解明と適切な対応を要望する。