今朝の上毛新聞に、川原湯温泉の山木館休業の記事が載っていました。山木館は老舗の風格と自然に溶け込んだ風情が多くの人々に愛されてきた川原湯温泉でも指折りの旅館です。新しい旅館は、現温泉街の背後の山の中腹に造成されている打越(うちこし)代替地の中央部に建設中です。
 ネット上でも記事が見られますが、紙面記事の一番大きなタイトルが掲載されておらず、記事も後半が載っていません。
 http://www.jomo-news.co.jp/ns/2913700957501401/news.html

 紙面記事を以下に転載します。

◆2013年6月2日 上毛新聞より転載
 http://www.jomo-news.co.jp/ns/2913700957501401/news.html

 -さらばムササビの宿 川原湯温泉老舗旅館「山木館」350年歴史に区切り 代替地移転へ休業 ー

  八ツ場ダム(長野原町)水没予定地の川原湯温泉で、約350年の歴史を持つ老舗旅館「山木館」が1日、代替地での営業再開に向け一時休業に入った。同日朝、現旅館で最後の宿泊客を見送った14代目の樋田洋二さん(66)、文子さん(65)夫妻は「無事に送り出すことができて、ほっとした。代替地でも皆さんがゆっくりと安らげるような旅館にしたい」と話した。新旅館は9月下旬の開業予定。

 山木館の創業は1661(寛文元)年とされる。昭和初期には「のらくろ」の作者、田河水泡が1カ月滞在し、創作した。1951年に火災に見舞われ、52年に現在の建物を建築。その後、ムササビの餌付けを始めたことが評判を呼び、「水車とムササビの宿」として親しまれてきた。

 新旅館開業に向け、樋田さん夫婦はこれから本格的に準備を始める。水車は設置するが、周辺環境が変わり、ムササビの姿は見られない可能性が高い。代わりに、実のなる木を植えて小鳥を呼び込みたい考えだ。

 樋田さんは「お客さんに気に入ってもらえるよう、今の旅館の雰囲気に少しずつなじませていきたい」と話し、再出発へ気持ちを引き締めた。

 山木館の移転先に先立ち、代替地では同日、「やまた旅館」が本格営業を始めた。一方、現在の温泉街で営業を続けるのは「丸木屋旅館」「やまきぼし」「ゆうあい」の3軒だけとなった。このうち、丸木屋旅館は近く新旅館を着工し、現旅館は来年1月末で閉館する予定。