昨年9月の鬼怒川水害の教訓を踏まえ、河川行政の見直しを行うべきだと訴えてきた旧建設省OBの石崎勝義さんが水害の地元、常総市議会で水害拡大の要因の一つとされる八間堀川についてお話しされたことを伝える記事です。
 八間堀川については、排水機場の操作に誤りがあったとの指摘があります。

◆2016年1月22日 東京新聞茨城版
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201601/CK2016012202000161.html
ー常総市議会の水害検証特別委 水海道地区「八間堀川が水路になり氾濫」ー

 関東・東北水害で、常総市内を流れる八間堀(はちけんぼり)川があふれた問題で、元旧建設省土木研究所次長で工学博士の石崎勝義さん(77)は二十一日、開かれた同市議会水害検証特別委員会で「(水海道地区の)市街地には水が二回押し寄せた。八間堀川が水路となり、鬼怒川から越水した水がいち早く流れ込んだ」と指摘した。
 東京理科大理工学部の大槻順朗助教ら調査団によるリポート「鬼怒川氾濫域の浸水状況・氾濫解析」によると、八間堀川が流れる水海道地区北部には、昨年九月十日午後二時ごろ、水が到達した。しかし、八間堀川がなかった場合、到達時刻は同十一時ごろになったと推定されるという。
 八間堀川に関しては、国土交通省が同一時ごろ、鬼怒川に排水するポンプを止めた後、市街地とつながる暗きょの樋管(ひかん)を水が逆流し、市街地が水に漬かった。
 石崎さんは「水海道地区に一回目の水が来なければ、避難する時間が稼げた。最初の水位がひざ下程度だったため、安心して洪水から逃げ遅れた人もいた」と主張した。 (増井のぞみ)