熊本の大切畑ダムの直下に断層が伸びていることが確認されたとの報道がありました。
 今年4月の熊本地震では、大切畑ダムに決壊の恐れが生じたことから、村民に避難指示が出ました。
 大切畑ダム直下のこの断層の延長線上には、国直轄事業の立野ダム建設予定地があります。

◆2016年10月6日 毎日新聞熊本版
 http://mainichi.jp/articles/20161006/ddl/k43/040/284000c ー熊本地震  大切畑ダム直下にも断層 技術検討専門会議が確認 /熊本ー

 熊本地震で堤防がひび割れるなどした西原村の大切畑ダム(ため池)を調べている県の「技術検討専門会議」は5日、ダム右岸の下流にある放流設備付近から北東約150メートルに入った地表地震断層が、ため池の直下を通って左岸上流側に延びていることを確認した。

 地表地震断層は、北西から南西方向に延びる長さ約19キロの布田川断層帯のうち、北東部に位置する北向山(きたむきやま)断層の活動によってずれが生じた。ため池内の断層を音波探査で調べたところ、連続的な地形の異常が約400メートルにわたって見られた。

 今後の堤防復旧に関して、委員長の長谷川高士・京大名誉教授は「堤防の下を通る断層が動けば堤防そのものに影響があるので、堤防の直上に復旧することは避けなければならない。ただ、この地域全体がだめだというのではなくて、この程度距離を外せばいいという結論が出せる可能性がある」と話した。

 県は複数の復旧場所を検討し、12月中旬の技術検討専門会議に諮る予定。【出口絢】