石木ダム予定地を抱える長崎県の川棚町には、ダム推進の会があります。明らかに行政の後押しを受けている、こうした推進の動きは、八ッ場ダム予定地でも見られることです。八ッ場ダムの場合は、地元の反対運動が30年以上前になくなり、今では「地元」の声がダム事業を推進する行政の代弁者と化してしまっていますが、地元住民13世帯が反対を貫き、ダム予定地での暮らしを続けている長崎県では、このほど石木ダム建設に反対する町民の会が発足するとのことです。

◆2017年1月17日 毎日新聞長崎版
 http://mainichi.jp/articles/20170117/ddl/k42/010/530000c
ー石木ダム建設 問題考えて 「反対する川棚町民の会」発足 21日、勉強会へ参加呼びかけ /長崎ー

(写真)石木ダム問題を考える勉強会への参加を呼びかけるチラシを配る炭谷さん

 県と佐世保市が川棚町に計画する石木ダム事業を巡り、地権者の炭谷猛さん(66)らが「石木ダム建設に反対する川棚町民の会」を結成した。建設の是非やダムの必要性を水没予定地以外の町民にも考えてもらうのが目的。21日には勉強会を開く予定で、町内の家庭を回り、参加を呼びかけている。【浅野孝仁】

 「石木ダムに関しての勉強会を開催します。よかったら参加してください」。三連休の中日の8日、炭谷さんたちは同町中心部の中組地区の家庭を1軒ずつ回り、チラシを配った。昨年11月に会を結成して以来、初めての活動。2時間かけて約500枚を配った。

 炭谷さんらが会を結成したのは「川棚町民の多くが、『石木ダムの問題は私たちとは関係がない』という思いでいるのではないか」という懸念からだ。ダムの建設予定地は同町内にあるが、事業を進めるのは県と佐世保市。事業の目的には、佐世保市への水道用水の供給とともに、過去に氾濫した川棚川の治水も挙げられるが、炭谷さんは「町民の関心は低い」と嘆く。

 昨年9月に町内であった反対派の集会でも「地元での関心を高めることが重要だ」という意見が上がった。炭谷さんらは「町民の目線でダムについて考えてもらおう」と同11月に会を結成。水没予定地の地権者以外の町民も含む約15人がメンバーとなった。

 チラシ配りに参加した同町猪乗川内郷(いのりごうちごう)の会社員、山本利夫さん(66)もその一人。高校卒業後、町を離れ、近畿地方で就職。5年ほど前に地元へ戻った。水没予定地には同級生も住んでいる。「建設の必要性はないのではないか。今も暮らしている人がいる場所にダムを造ろうとする理由が理解できない」と話す。

 メンバーらはチラシ配りを終えた後に感想を話し合った。「ぜひ勉強会に行きたいという声をもらった」「数軒は石木ダムというだけで相手にしてくれなかった」。町民の反応はさまざまだった。炭谷さんは「初めてにしてはおおむね手応えは良かった。今後はメンバーを増やして活動の幅を広げていきたい」と話していた。

 勉強会は21日午後6時半から町中央公民館で。町外からの参加も可能。問い合わせは炭谷さん(090・4519・2528)。

—転載終わり—

 〈参考ブログ〉
 石木川まもり隊 「 新しい川棚町民の会、始動!」
 http://blog.goo.ne.jp/hotaru392011/e/1375dc161ce2d923d56ace3eb0eea918

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