国交省関東地方整備局がさる8月に八ッ場ダムの計画変更案(工期を2015年度から2019年度に延長)を提示したことに伴い、関係都県議会ではこの変更案に同意するための手続きが進められてきました。
 昨日は群馬県議会において、同意案が可決され、群馬県知事が関東地方整備局に同意の回答をすることになりました。
 工期の延長は、もともと群馬県知事から国に対して現実的な工期の見直しを求めていたこともあり、群馬県が同意することは当然のことと考えられています。他の八ッ場ダムの関係都県においても、都県議会の多数派は八ッ場ダムを推進する立場であるため、すべての議会が同意案を可決するとみられます。これを受けて国交省関東地方整備局は八ッ場ダムの基本計画の変更を行い、来年度予算に八ッ場ダムの本体工事費が盛り込まれることになります。

◆朝日新聞群馬版 2013年10月9日
 http://www.asahi.com/area/gunma/articles/MTW20131009100580001.html

 -県議会同意案可決  知事国に回答へー

 県議会は8日の本会議で、八ツ場ダム(長野原町)の完成を4年延期して2019年度とする国の基本計画変更案に、更なる工期延長は認めないなどの意見を付けて県知事が同意する議案を可決した。大沢正明知事は近く国土交通省に計画変更への同意を回答する。

 国交省は8月、事業費は4600億円のまま完成を2019年度とする4度目の基本計画変更案を提示。

関係6都県の知事は特定多目的ダム法に基づき、議会の議決を経た意見を示す必要がある。県土地・水対策室によると、他都県でも手続きを進めているが、議決は群馬が初めてという。

 採決前の討論で、反対の酒井宏明議員(共産)は「治水でも利水でもダムは必要ない」、賛成の狩野浩志議員(自民)は「地元住民をこれ以上苦しめてはならない」と発言。

 リベラル群馬(7人)の一部と爽風(2人)、共産(2人)の全員が反対したが、自民(31人)などの賛成多数で可決した。大沢知事は「遅滞なく進めて参りたい」と報道各社に述べた。

 国交省は来年10月にも本体工事に着手し、19年度半ばから半年間の試験湛水(たん・すい)を行い、同年度中に完成させる方針。

 だが、4600億円の事業費には、国交省が民主党政権時代の再検証を経て公表した安全対策費が含まれず、ダム見直し派には「5度目の計画変更は必至」との主張もある。

 本会議では、この同意案や102億2069万円の今年度一般会計補正予算案、国立ハンセン病療養所の療養体制等の充実に関する意見書など35件を可決した。県議会は決算特別委員会の審査に入り、次の本会議は11月5日。(小林誠一)

◆2013年10月9日 産経新聞群馬版
 http://sankei.jp.msn.com/region/news/131009/gnm13100902100003-n1.htm

 ー八ツ場ダム 本体着工に向け一歩 9月県議会 国の計画変更案同意 群馬ー 

 9月定例県議会は8日、八ツ場(やんば)ダムの完成時期を4年先送りする国の計画変更案に同意する議案を、賛成多数で可決した。

 国は、八ツ場ダム工事に関係する利根川流域の1都5県に変更案の同意を求めており、議会の議決が出たのは本県が初めて。今後は他都県の議会議決の行方を見守ることになるが、来年10月の本体工事着手に向け一歩踏み出した形だ。(浜田慎太郎)
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 国土交通省は8月、民主党政権のダム事業見直しによる中断期間を踏まえた計画変更案を提示。

 県側に示した工程表によると、来年10月から平成31年9月に本体工事を行い、その後、ダムに水をためる「試験湛水(たんすい)」を約半年間実施する。事業費は4600億円で変更はなかった。

 今回県が提出した八ツ場ダム関連議案は、国の変更案に対し、さらなる工期延長を行わないことや、総事業費の圧縮に努力することなどの意見を付けて同意する内容。採決では共産党、爽風、リベラル群馬の一部が反対したものの、賛成多数で可決された。

 採決に先立って行われた反対討論では、共産党の酒井宏明議員が「工期のさらなる延長も事業費の増額も必至の情勢で、工期延長をしないことや総事業費の圧縮に努力することなどの意見を付すことに意味があるのか」と指摘した。

 一方、賛成討論で自民党の狩野浩志議員が「地元の方々は八ツ場ダム建設に翻弄されてきた。これ以上のご苦労を強いることはできない」などと述べると、多数を占める自民議員から「そうだ」の声が多く挙がった。

 この日の9月県議会は、八ツ場ダム関連議案のほか、新聞への消費税の軽減税率適用を求める意見書、国立ハンセン病療養所の療養体制の充実を求める意見書など35議案を可決し、前期日程を終了した。後期は11月26日から始まる。

◆2013年10月9日 上毛新聞
 http://www.jomo-news.co.jp/ns/3913812824176645/news.html

ー八ツ場工期延長に同意 県議会ー

 県議会は8日、本会議を開き、八ツ場ダム(長野原町)の工期延長に同意する議案や総額102億2100万円の一般会計9月補正予算案など35議案を可決した。

 八ツ場ダム建設では、国が工期を2015年度から19年度に延長する方針を示しており、県提出議案は「さらなる工期延長は行わないこと」「安全確保に万全を期し、事業費の圧縮に最大限努力すること」などの意見を付けて同意する内容。議決を得られたため、県は近く国土交通省に同意の回答書を提出する。

 大沢正明知事は本会議終了後、「(可決されて)良かった。国は遅滞なく、しっかりと進めてほしい」とダムの建設推進に期待を込めた。国立ハンセン病療養所の体制充実を国に求める委員会発議の意見書も可決した。

 大沢知事は同日、2012年度一般会計や特別会計の決算議案を新たに提出。議会は決算特別委員会で審議する。

◆東京新聞群馬版 2013年10月9日
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20131009/CK2013100902000156.html

 -県議会が同意 国の計画変更 八ッ場ダムー

 県議会は八日、八ッ場(やんば)ダム(長野原町)の完成時期を二〇一五年度から一九年度に先送りする国の基本計画変更に同意する議案を、賛成多数で可決した。

 「さらなる工期延長は行わない」「事業費圧縮に努力する」などとする意見を付けた。

 国土交通省は八月、民主党政権のダム事業見直しによる中断期間を踏まえた計画変更案を提示。

 県側に示した工程表によると、来年十月~一九年九月に本体工事を行い、その後、ダムに水をためる「試験湛水(たんすい)」を約半年間実施し、完成となる。事業費は現行のままの四千六百億円。

基本計画の変更は、特定多目的ダム法に基づき、建設費の一部を負担する一都五県の各都県議会の議決が必要となる。

◆毎日新聞群馬版 2013年10月09日
 http://mainichi.jp/area/gunma/news/20131009ddlk10010212000c.html

 -県議会:八ッ場ダムの工期延長議案を可決 /群馬ー

 県議会9月定例会は8日、一般会計補正予算案や八ッ場ダム(長野原町)の工期延長に同意する議案など計36議案を可決した。

 八ッ場ダム議案は、共産党やリベラル群馬など一部が反対に回ったが、賛成多数で可決された。国は関係する1都5県に対し、完成時期を2015年度から19年度に延期する計画変更への同意を求めており、群馬県議会での議案可決が1都5県で最初となる。

 県議会は今回から、9月定例会、11月定例会をつなげ、前・後期に分けて開会している。会期は12月16日までで、後期は11月26日に開会する。【塩田彩】