八ッ場ダム予定地を抱える群馬県長野原町では、東京の跡見学園女子大と連携して、川原湯温泉などダム事業によって疲弊した地域の振興策を模索しています。
 もとの集落が殆どすべて水没することになっている川原湯地区や川原畑地区では、国が周辺の山を削り、沢を埋め立てて大規模な移転代替地を造成したものの、住民の多くはダム湖との共存を目指す故郷から転出し、人口減少と高齢化に見舞われています。温泉街の年中行事である1月大寒の湯かけ祭りや8月の夏祭りも、住民だけでは寂しい状況で、今夏は女子大生らで賑わっている様子が川原湯温泉協会のフェイスブックに掲載されています。

 このところ群馬版各紙では、同学園の女子大生らがカラー写真でしばしば取り上げられており、8月26日から始まった合宿も以下のように紹介されています。
 本来、地域振興策は地元民が主体となって進めるものですが、川原湯地区で課題となっている「地域振興策」は、八ッ場ダム3事業の一つ、「利根川・荒川水源地域対策基金」が下流都県の負担金で拠出するハード施設などの具体策という側面があります。ダム湖との共生を図らなければならない川原湯温泉ですが、ダムの完成予定は、学生さんらが卒業する2020年以降になります。

◆2017年8月28日 読売新聞群馬版
http://www.yomiuri.co.jp/local/gunma/news/20170829-OYTNT50047.html
ー女子大生 長野原で「夏合宿」ー

観光盛り上げへ 町の実態を調査

 長野原町が跡見学園女子大学(東京都)と協力して、新たな観光コースや土産品の開発などを目指すプロジェクトで、同大の学生が泊まり込みで町の実態を調査する「夏合宿」を行っている。

 プロジェクトには、同大観光コミュニティ学部観光デザイン学科の2~4年生計35人が参加。夏合宿は26日に始まり、9月4日までの10日間行われる。学生は3班に分かれて、それぞれ3泊し、八ッ場ダムの工事現場を見学したり、住民の話を聞いたりする。

 初日の26日は、川原湯温泉のブランド化を担当する学生4人が、温泉街で土産物店を営む樋田ふさ子さん(88)ら3人から昔の温泉街の様子などについて聞いた。樋田さんは、かつては数軒の置き屋があり、大勢の芸者で温泉街がにぎわっていたと説明。「今はこれといった土産物がなく、何を売ればいいのか困っている」と悩みを語った。

 同大3年の森みなみさん(21)は「にぎわいを取り戻せるようなアイデアを考えたい」と話した。

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 川原湯温泉観光協会のFacebook にも同様の情報が掲載されています。
 https://www.facebook.com/kawarayu/posts/828897353950509

 8月26日
 【長野原町プロジェクト始動!】
 記念すべき跡見学園女子大学との共同プロジェクト初日の川原湯温泉チームの様子です。
 今日は川原湯温泉の生き証人である方々に講師になっていただき、昔話を聞かせてもらいました。