2013年1月25日

 今朝の上毛新聞に、八ッ場ダム事業の一環として建設される道の駅に関する記事が掲載されていました。
 道の駅「八ッ場ふるさと館」は、水没予定地に架けられた不動大橋(湖面2号橋)のたもとの、付け替え国道と付け替え県道の交差する場所に建設中です。

 ダム事業では、地元の犠牲への償いとして、地域振興事業がセットで組み込まれています。八ッ場ダム事業でも、水没予定地の五つの集落にそれぞれ地域振興施設がつくられることになっており、道の駅は一部水没予定地である林地区の地域振興施設として、他の地区に先駆けて着工されました。

 地元が八ッ場ダム計画を受け入れた1990年代には、これらの施設は建設費用だけでなく、維持管理費も利根川下流域のダムの受益都県が負担すると、群馬県が地元に説明していたのですが、東京都など下流都県が維持管理の面倒は見られないとしているという理由で、維持管理は地元負担とされてしまいました。

 記事によれば、人口減少が著しいダム予定地だけでなく、長野原町以外の周辺地域の住民も商品を出品することになるようです。群馬県の他の地域でも、新鮮で多彩な農産物が並ぶ直売所は観光客に人気があります。道の駅の目の前にある不動大橋から望む水没予定地の景色は、四季それぞれに美しく、新緑、紅葉の時期には観光客が車を道路脇に停めて見入る姿がよく見られます。
 濁った水の、水位が上下する八ッ場ダムができれば景観はだいなしになりますが、このままダムができなければ、道の駅と共に観光スポットとなるでしょう。

 記事全文を転載します。ネットでは冒頭部分のみ掲載されています。

◆2013年1月25日 上毛新聞社会面

http://www.raijin.com/ns/6713590360412659/news.html

 -長野原八ツ場  道の駅利用組合が発足ー

 八ツ場ダム水没地区の地域振興施設として、長野原町林に今春開業する道の駅「八ツ場ふるさと館」に農産物などを出品する利用組合が24日、設立された。同町山村開発センターで開かれた設立総会には、加入を検討中の人も含めて町内外から約100人が出席し、組合規約や出品方法などを確認した。

 道の駅の主要施設、農産物直売所では、吾妻郡内で生産される野菜や果物、花木、加工品などを中心に販売する。組合をつくることで、施設運営の効率化や出品者同士の親睦を図る狙いがある。

 総会では組合長に篠原好雄さん(72)=同町林、副組合長に野口貞夫さん(69)=同町川原畑=と湯本弘さん(75)=同町大津=を承認。篠原組合長は「八ッ場ふるさと館がにぎわうように、皆さんの農産物で盛り上げていただきたい」と話し、協力を呼び掛けた。参加者は、手数料や加入金、売り上げ管理などについて質問し、説明に真剣に聞き入った。
 無添加のジャムやピクルスを生産している漬物加工業、牧野祐子さん(57)=嬬恋村大笹=は『商品には地元の野菜を使いたい。出品することで、農家とのつながりもできれば」と期待を寄せた。
 道の駅は、5月の大型連休ごろに開業する予定。