八ッ場ダム予定地を抱える長野原町で、地元の農産物を100%活用したお酒が販売されることになったとのニュースが地元紙に掲載されました。
 「草津節」、「浅間のヨーグルト酒」はいずれも試作品の段階から好評で、地元だけでなく、同地を訪れる観光客の購買意欲を刺激しそうです。「浅間のヨーグルト酒」は八ッ場ダム予定地の川原湯で製造されているヨーグルトを使っています。
 半世紀以上続くダム問題で大きなダメージを受けてきた長野原町ですが、豊かな風土を生かして、地域の底力を発揮することが今後の課題です。

◆2013年5月14日 上毛新聞
 http://www.jomo-news.co.jp/ns/3613684540976073/news.html

 浅間酒造(桜井芳樹社長、長野原町長野原)は、町内で収穫した酒米を100%使用した純米酒「草津節」と、北軽井沢産の生乳を使ったリキュール「浅間のヨーグルト酒」を開発、発売した。「地元に特化したものを」と企画し、初めて町内産の原料だけで製造。コメ作りや酪農に適した風土をアピールするとともに、生産者の拡大など地域活性化につなげる。

 純米酒には、酒造好適米「改良信交(かいりょうしんこう)」を使用。もともと秋田のコメだが、中山間地に位置する同町の気候にも合うとして、昨年、本格的に栽培を始めた。自社の田んぼなど0・2ヘクタールに作付けし、630キロを収穫。720ミリリットル(1260円)を1500本、180ミリリットル(420円)を1300本製造した。同町と草津町の酒店5店舗で販売している。

 ことしは作付面積を4倍の0・8ヘクタールに拡大したが、町内には後継者不足などで休耕田が増えているという。地元産米の酒を軌道に乗せることで、休耕田の活用や生産者を増やす狙いもある。桜井武専務は「コメの品質が良く、すっきりと喉ごしのいい地酒ができた。収穫量を増やしていきたい」と意気込む。

 リキュールには、豊田乳業(同町川原湯)のヨーグルトを使用した。北軽井沢の契約牧場から仕入れた生乳が原料。豊田利之工場長は「飲むヨーグルトに近く、お酒が苦手な人でも気に入ってもらえると思う」と話す。500ミリリットル(1260円)と300ミリリットル(840円)の2種類。現在は浅間酒造観光センターで販売しているが、近く小売店でも販売する予定。

 問い合わせは浅間酒造(TEL: 0279・82・2045)へ。