八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

下久保ダム見学会ー5/30(埼玉県・南浦和駅前より)

2013年5月25日

 下久保ダムは首都圏の治水、利水などを目的とした利根川上流ダム群のひとつで、埼玉県と群馬県との県境を流れる神流川(利根川支流)に1968年に建設されました。
 神流川には、下久保ダム直下に三波石峡(さんばせききょう)という名勝があります。ダム建設前は訪れる観光客も多かったのですが、川の水が堰き止められたため、景観がだいなしになってしまいました。

 かつての三波石峡(群馬県藤岡市オフィシャルサイトより)
 http://www.city.fujioka.gunma.jp/kakuka/f_onishi/sannbasekikyou1.html

 さらに下久保ダム直下の譲原(ゆずりはら)では、大規模な地すべりも発生し、国は地すべり対策に莫大な税金を投入しています。
 ダム建設当時、国はダム湖観光による地域振興を掲げましたが、ダム完成後の下久保ダム周辺地域は、人口減少、観光資源の喪失などで衰退の一途を辿っています。 
 八ッ場ダムができると、三波石峡をしのぐダム予定地の名勝・吾妻渓谷は、渓谷上流側1/4が水没し、下流側の渓谷も様相を一変させると予想されます。

 八ッ場ダムの先行事例である下久保ダムとその周辺を見学し、ダムが抱える問題を具体的に知るための見学会です。下久保ダムは東京方面からの交通が不便なですので、バスで見学できるこの機会を是非ご利用下さい。(マイクロバスが定員になりましたら、〆切らせていただきます。)

 -新緑の季節にバスで行く 三波石峡、譲原地すべり館、下久保ダム見学会のご案内ー

◆日時:2013 年 5月 30 日 (木 )

◆集合:午前 8: 50 (出発 9: 00 )
    JR 武蔵野線 ・京浜東北線 南浦和駅 (解散場所も同じ)

◆参加費 2,500円(マイクロバス代 、資料代)

◆日程
 9:00 南浦和駅西口出発
 11:00~ 12:00 下久保ダム直下1.5kmを散策
  昼食 (道の駅・上州おにし)
 13:30~14:30 譲原地すべり資料館の 見学
 15:00~ 16:00 下久保ダムの見学
 18:00頃 南浦和駅西口で解散

◆申し込み・問い合わせ
 八ッ場ダムをストップさせる埼玉の会(大高文子)
 TEL:048 -826 -6178、090 -4226 -0236

◆主催:八ッ場ダムをストップさせる埼玉の会