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国交省関東地方整備局、思川開発事業(南摩ダム)の検討の場、6/21開催

 国交省関東地方整備局は、6月21日に「思川開発事業の検討の場及び検討の場幹事会」を合同開催するとの記者発表をホームページに掲載しました。
 http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/river_00000267.html
 「思川開発事業の関係地方公共団体からなる検討の場」(第1回)及び「思川開発事業の関係地方公共団体からなる検討の場」(第7回幹事会)の合同開催について」

 水資源機構が栃木県で進めようとしている思川開発事業は、南摩ダム建設を中軸とした事業です。
 http://www.water.go.jp/kanto/omoigawa/jigyou/jigyou.html

 独立行政法人 水資源機構 思川開発建設所
 「思川開発事業は、利根川水系渡良瀬川の支川思川の上流部南摩川に 南摩ダムを建設して洪水調整を行うとともに、思川支川の黒川、大芦川を’水のトンネル’導水路で結び、 水融通を図り水資源開発を行うものです。」
 
 思川開発を巡っては、ダム事業の検証作業の一環として、これまで6回にわたり「関係地方公共団体からなる検討の場」が重ねられてきました。会議資料は以下でご覧になれます。
 http://www.water.go.jp/honsya/honsya/verification/omoigawa.html

 6月21日には、首長(代理を含む)がメンバーとなっている「検討の場」も合わせて開くということです。これは思川開発の検証が最終段階に入ったことを意味します。八ッ場ダムと同様、あまりに問題が多く、反対の声が大きい思川開発事業ですが、流域住民の声を聞くことなく、行政によって事業が正当化されようとしています。
 会議は報道機関のみ公開、一般者は別室でのテレビ傍聴となります。

 関東地方整備局の記者発表資料より一部転載

平 成 2 8 年 6 月 1 6 日 ( 木 )
国 土 交 通 省 関 東 地 方 整 備 局 河 川 部
独 立 行 政 法 人 水 資 源 機 構 ダ ム 事 業 部

「思川開発事業の関係地方公共団体からなる検討の場」(第1回)及び「思川開発事業の関係地方公共団体からなる検討の場」(第7回幹事会)を下記のとおり会議を開催しますので、お知らせいたします。

                記

1.開催日時 平成28年6月21日(火) 16時00分から
2.開催場所 グランドアーク半蔵門
      住所:東京都千代田区隼町1番1号

3.議事(予定)
・思川開発事業の検証に係る検討状況について
・パブリックコメントや学識経験を有する者、関係住民より寄せられたご意見に対する検討主体の考え方
・思川開発事業の検証に係る検討報告書(原案)案 等

4.公開等
・会議は、報道機関を通じて公開します。
・カメラ撮りは、冒頭部分のみ可能です。
・報道機関以外の方で傍聴を希望される方は、別室でテレビ傍聴が可能です。

別紙・参考資料