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石木ダム対策弁護団、工事差し止め求め提訴へ

 石木ダム反対運動の新たな動きを伝える地元紙の記事を転載します。

◆2017年1月17日 長崎新聞
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2017/01/17090646050139.shtml
ー工事差し止め求め提訴へー

 県と佐世保市が東彼川棚町に計画している石木ダム建設事業で、反対派を支援する石木ダム対策弁護団(団長・馬奈木昭雄弁護士)は16日、県と同市を相手に工事差し止めを求め、2月中にも長崎地裁佐世保支部に提訴する方針を明らかにした。同趣旨の仮処分申し立てが昨年末に却下されたのを受け、本訴訟であらためて住民の権利やダムの必要性を争う。

 同日、長崎市内で開いた集会で報告した。原告は600人規模になる見通し。

 工事差し止めを巡っては昨年、反対派約500人が同支部に仮処分を申し立てたが、「緊急性がない」として却下された。福岡高裁に抗告したが、本訴訟を提訴すれば抗告取り下げを検討する。

 反対派は工事により生命・身体の安全や人格権などの被保全権利が侵害され、ダムの必要性についても審理が必要だと主張したが、仮処分の却下決定には、これらへの具体的な言及はなかった。同弁護団は「本訴訟ならば『緊急性』は関係なく、権利や必要性について争うことができる」としている。

 一方、長崎地裁で同日あった事業認定取り消し訴訟の第4回口頭弁論では、国側が治水、利水両面からダムの必要性を主張する準備書面を提出した。次回の口頭弁論は3月6日。

—転載終わり—

 関連ブログもご参照ください。
 http://blog.goo.ne.jp/hotaru392011/e/972ec600a578811be56c21af3fa4480a
 石木川まもり隊 「工事差止、仮処分ではなく本訴へ」

 http://blog.goo.ne.jp/bhdsy27/d/20170117
 西風に吹かれて 「付替え道路工事再開108日目」