八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

ビデオ「吾妻渓谷 カヤックからの眺め」

「吾妻渓谷 カヤックからの眺め」

11月17日、高崎シティギャラリーで開催した集会「八ッ場ダム 七つの大罪」では、
群馬県在住のカヤッカーの撮影したビデオを映写しました。

このビデオがYouTube に公開されましたので、お知らせします。

カヤックが下るコースは、八ッ場ダムの本体工事を来年度始めることになっている、国の名勝・吾妻渓谷。

吾妻渓谷には、吾妻川と並行して走る国道に遊歩道があり、多くの観光客が美しい風景を楽しめる場所ですが、
カヤックから眺める吾妻渓谷は、遊歩道から覗き見るのとは違った迫力があります。

映像の途中には、ダムサイト予定地にすでに造られている、コンクリートでできた仮排水トンネル
(ダムの本体工事の間、吾妻川の流れをバイパスさせるトンネル)の呑み口(上流側)と
吐き口(下流側)の姿も映っています。

世界のカヤッカーに注目されるこの渓谷も、
間もなく始まる八ッ場ダムの本体準備工事によって、川下りができなくなります。

八ッ場ダム事業を進める国交省関東地方整備局は、
吾妻渓谷の景勝地、滝見橋の近くに造った仮排水トンネルの呑み口直下に、
仮締切工事として高さ29メートルの小ダムを造り始める予定です。

八ッ場ダムの建設は、国民すべての宝である吾妻渓谷を破壊します。