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八ッ場ダム事業の進捗状況 | 八ッ場ダム事業の進捗状況と見通し | 工期延長と事業費増額の可能性

八ッ場ダム事業の進捗状況と見通し

旧政権下における国土交通省による八ッ場ダム完成までの予定

・2009年度後半からダム本体工事に着手
・2010年度末まで付替国道、付替鉄道、付替県道、代替地造成等の関連工事を完成。
・2011年度から本格的なダムサイト岩盤掘削工事(現国道と現鉄道の廃止)
・2011年度末まで水没予定地の住民の移転を終了。
・2012年度からダム本体コンクリート打設を開始。
・2015年秋ダム本体完成、試験湛水を開始。
・2015年度末八ッ場ダム完成

関連工事の進捗状況(2010年3月末段階)

基幹施設進捗状況



八ッ場ダムの工事の進捗状況



代替地の進捗状況



用地取得・移転状況



代替地分譲状況




関連工事の進捗状況(2009年9月末段階 群馬県資料より)



八ッ場ダムの工事の進捗状況



八ッ場ダム予定地の用地取得・移転状況



代替地への移転状況



代替地の進捗状況




関連工事の進捗状況(2009年3月末段階 群馬県資料より)

(1)付替国道、付替鉄道、付替県道


(2)代替地

          
☆付替国道工事進捗率
完成区間
75%
6%
(着手・未完工部分および完成区間を含む)
☆付替県道工事進捗率
完成区間
66%
2%
(同上)
☆付替鉄道工事進捗率
完成区間
87%
75%
(同上)
新・川原湯温泉駅付近は用地買収が未完了で、工事の大半はこれから。
☆代替地分譲開始面積10%
代替地への移転希望129世帯のうち、代替地への移転済みは16世帯。

今後の見通し


付替国道、付替鉄道、代替地造成等の関連工事の遅れ、水没予定地住民の移転の遅れ
付替国道、付替鉄道が完成して現国道、現鉄道を廃止し、住民の移転が終了しないと、
ダム本体の本格的な工事を進めることができない。

(八ッ場ダムのダムサイト予定地は国道と鉄道が通過する特別な条件下にある。)

八ッ場ダムはこのまま事業が進んでも、完成は2015年度末より大幅に遅れる可能性が高い。


八ッ場ダム事業費の再増額の可能性

八ッ場ダムは工期の再延長だけでなく、建設事業費4,600億円が大幅に増額される可能性が高い。

ア 付替国道は工事進捗率と事業費執行率から見て、事業費がかなり不足

平成20年度末までの付替国道の事業費執行率はすでに89%に達しているが、完成区間は6%にすぎず、残り11%の事業費で完成させるのは至難のことである。
さらに、付替国道は4車線の計画であるのに、2車線の工事しか行われておらず、4車線にするためにはかなりの追加工事費が必要となる。

イ 東電への減電補償が数百億円になる

八ッ場ダムに吾妻川の水をためるためには、東京電力㈱の水力発電所に現在送られている流量の大半をカットすることが必要である。八ッ場ダムの貯水による影響はダム周辺の発電所から利根川合流点の発電所まで及ぶので、減電補償額は数百億円の規模になると予想される。

ウ 試験湛水後、地すべりが頻発で大滝ダムのように数百億円以上の対策工事が必要

八ッ場ダムの貯水池周辺では22箇所も地すべり危険箇所があるので、ダム本体が完成して試験湛水をはじめれば、大滝ダム以上の規模で貯水池周辺において地すべりが発生し、その対策工事に何百億円という事業費が必要となることが予想される。