八ッ場あしたの会について

(更新日:2011年8月1日)

イベント報告

緊急集会「八ッ場のこれからを考える-ダムなし生活再建への道-」(2009/12/13)

●日時:2009年12月13日(日)午後1時半~4時50分
●会場:高崎シティギャラリー コアホール

<プログラム>
司会:真下淑恵(八ッ場あしたの会運営委員)

第一部 報告&問題提起 
 ○ダム予定地の現実―写真とメッセージ 大西暢夫(映画監督・写真家)
 ○八ッ場ダム問題の現状 嶋津暉之(八ッ場あしたの会運営委員・水問題研究家)
 ○長野原町の財政状況と今後の課題 大和田一紘(NPO多摩住民自治研究所理事長)
 ○川辺川ダム予定地・五木村の現状 中島康(清流川辺川を守る県民の会代表)
 ○八ッ場ダム水没予定地の再生についての提案 西田穣(街づくりプランナー)

第二部 パネルディスカッション
パネリスト:
 牧山明(長野原町議)
 司波寛(都市計画プランナー)
 中島康(前掲)
 嶋津暉之(前掲)
コーディネーター:
 渡辺洋子(八ッ場あしたの会事務局長)

<主催>
 八ッ場あしたの会
 八ッ場ダムを考える1都5県議会議員の会

~会場からの声(アンケート)~
○なぜ代替地の分譲価格が、地元の方々にとって負担なほど高額なのか? これでは何のための代替地なのかわからない。代替地の価格は、相場と同程度にすべき。群馬県や長野原町は何を考えているのだろうか?

○民主党政権が全体に揺らいでおり心配。有識者会議などに振り回されて、「ダム中止」手続きを後回しにすると住民の困窮はもっと重なる。「ダムなし 生活・地域再建」をより早く、よりしっかりとするために知恵と力を出したい。

○長野原町の財政状況が「ダムができてもできなくても苦しい」というのがよくわかりませんでした。とても大事な問題なので、理解したいです。

○第一部は大変わかりやすくてよかったが、もう少し時間の余裕があるとよかった。第二部は盛り沢山すぎて、パネリスト一人ひとりの発言が少なくて申し訳ないようだった。

○マスコミ報道のため事実を知らされず、「あそこまで出来ているのを中止するのはもったいない」という声が多い。本体工事中止の声を大きくしたい。

○集会の内容は大変良かったです。とりわけ生活再建についての基本的な考え方が示されたのがよかったです。八ッ場で地域の再生をすることは、これからの日本における様々なケースのモデルとなりうるという点に共感。中山間地をどうするのか、今後の日本のあり方が問われていると思います。その意味では、今度の政権交代も単なる権力の移動に留まらず、高度成長期の成長主義からの転換、今の日本の身の丈にあった地域の再建をしていくという重要な意義があるのではと考えます。また、補償と地域の再生を組み合わせて、基金や財団などを事業主体として、共同性を重視した形で進めるというアイディアに賛成です。これからも生活再建を軸に集会を開いていく必要があると思います。

○長野原町民がダム事業の税収を見込んでいると思うと、複雑な思い。ニュースで取り上げられるようになって混雑していると聞き、足を運ぶのをためらっていますが、この問題が落ち着いて注目を浴びなくなったら行ってみたい。

○民主党は「八ッ場ダム建設中止」をマニフェストにうたったにも関わらず、生活再建の支援プログラムや生活関連の立法化など重要な裏づけとなる緻密な実務作業が行われてこなかったのは問題。嶋津さんが壇上から、民主党国会議員秘書に、「(法制化が)二年後では遅すぎる」と非難したことが印象に残った。

○長野原の上流で学習会をやってほしい。

○「八ッ場のこれからを考える」のタイトルはよいとして、今、続行の方向に対して話し合いたいのか、中止の方向に向かって話し合いたいのか、方向性が見えない。緊急の八ッ場なのであるが、机上の話し合いは時間の浪費だ。

○ダム建設を今すぐ中止すべきだ。学者、有識者の活動が少なすぎる。群馬県庁近くに住んでいるので、車が流されて死者が出たと群馬県知事がダムを造るためにウソを言っていることをよく知っている。

○長野原町の人に、今日の集会で話された内容などを反対、賛成に関係なく、一人ひとりに知らせる場を作ったらどうか?

○地元から反発がありながらの活動は大変だと思います。応援しています。

○宮ヶ瀬ダム(神奈川県)のように、完成してから維持費や水道料金の値上げで国民の負担増が著しくなるのがダムの宿命です。宮ヶ瀬では、「周辺地域振興財団」創立を含めて1兆円規模です。ダムなし生活再建をより具体的に早く着手できるよう、頑張りましょう。ダムを造られてしまった神奈川県民として、なんとしても八ッ場の生活再建ができるよう、やれることをやっていきたいと思います。街づくりプランナーの司波さんのお話はとても具体的で前向きで、今後の参考になると思いました。

○読み応えのある資料を500円でいただけて参加費無料なので、いつもありがたいです。テレビは住民側というか反民主寄り、週刊誌はダム反対寄りの印象を受けます。これだけ民主への風が吹いていたにも関わらず、群馬五区では“冷めたピザ”の娘が前回以上の得票ぶり。石が飛んでくるのも理解できる保守ぶりにあきれました。一番おいしいところは都内のゼネコンにとられてしまうというのに。

○本日は熱い討論が交わされ、最新情報もお話され、とても参考になりました。ありがとうございました。今後も会員として頑張っていきたいと思います。