八ッ場ダム事業の問題点
ダム計画の迷走
(更新日:2011年8月1日)
死の川だった吾妻川
八ッ場ダム事業によって切り捨てられる地下水の水質、水あまりの状況については、
»「首都圏の水あまり」をご覧下さい。
八ッ場ダムができると、どのようなダム湖になるのかは、
»「八ッ場ダムはどのようなダム湖になるのか?」をご覧ください。
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八ッ場ダムができると、どのようなダム湖になるのかは、
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ダム予定地は中流域
監修:嶋津暉之
ダムは上流に造られるもの、と考えがちですが、八ッ場ダムの予定地は利根川支流、吾妻川の中流部に位置します。
(地図作成:渡辺 誠)
上流には、高原リゾート、北軽井沢や、温泉、スキー場として賑わう草津、万座などの観光地が点在し、合計一日平均2万人の観光客を受け入れています。嬬恋村は首都圏の高原野菜の産地として有名で、浅間高原では牧畜も盛んです。
これら上流から流入する生活排水、農薬、化学肥料、畜産排水などに含まれる栄養塩類(窒素とリン)は、人口数十万人規模の都市の排出量に匹敵するとされています。 栄養塩類の濃度がかなり高いところにダムを造り、流水をたまり水に変えると、藻類の異常増殖が進行し、水質はひどく悪化します。
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一日平均で約2万人
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