国交省関東地方整備局は現在、「利根川水系鬼怒川河川整備計画(原案)」に対する意見募集を行っています。意見募集は1月19日(火)午後6時までです。国交省関東地方整備局の以下のサイトに提出方法の説明があります。ファックス、メールの提出も可能です。
★国交省関東地方整備局のホームページより
「利根川水系鬼怒川河川整備計画(原案)」に対する意見募集について
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000637826.pdf
凄まじい被害をもたらした昨年9月の鬼怒川氾濫の根本的な原因は国交省の河川行政の誤りと不手際にあります。悲惨な災害が繰り返されないよう、国交省はこれを踏まえた鬼怒川河川整備計画を策定するべきです。
しかし、公表された原案を見る限り、これまでの河川行政を改める気配はありません。
★国交省関東地方整備局のホームページより
利根川水系鬼怒川河川整備計画(原案)の概要
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000637822.pdf
計画されている改修後の堤防は越水による破堤を防ぐ構造になっていないので、計画を超える洪水が来れば、昨年9月洪水のような決壊を起きる危険性があります。鬼怒川のみに5年間で600億円の河川予算を使うことになっていますが、低コストの耐越水堤防工法を導入して、他の河川の安全度も高めるべきです。
これらの問題点を指摘する意見書を全国の水問題に取り組む水源開発問題連絡会(略称:水源連)が提出し、水源連のホームページで公開しています。
★水源開発問題全国連絡会ホームページより
http://suigenren.jp/news/2016/01/16/8159/