八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

「日本の国土横断軸を支える利根川・信濃川・阿賀野川―川と人との共生に向けて―」ー6/4、東京経済大学

 当会の代表世話人のお一人、大熊孝さんによる講演のご案内です。
 http://www.tku.ac.jp/news/017509.html
 
 【申込受付中】6月4日(土)大倉学芸振興会学術講演会 
  「日本の国土横断軸を支える利根川・信濃川・阿賀野川~川と人との共生に向けて~」

 利根川、信濃川、阿賀野川は本州の中央部を横断し、その流域面積の合計は36,450㎢となり、日本の国土面積の約9.6%を占める。
 江戸時代以来、この3川を中心とした舟運が発達し、地域の生活を支えるとともに、日本の経済を支えてきた。
 明治以降は水力発電開発を通して中央集権的に利用され、日本の高度成長を支えてきたが、地域にとっての川の恵みは失われ、治水の進展の中で川の自然が失われてしまった。
 再び、地域にとっての川のあり方がどうあればいいのか考える。

〇日時: 2016年6月4日(土) 15:00開演 (開場/14:30)

〇会場: 東京経済大学 国分寺キャンパス2号館B301教室
     東京都国分寺市南町1-7-34

〇参加費:無料 ※事前申込制

〇申し込み:申し込みフォーム(東京経済大学のサイトより)
      http://www.tku.ac.jp/contact/cgi_ookura/form.cgi

〇定員: 先着400名

〇主催: 東京経済大学・大倉喜八郎記念東京経済大学学術振興会

大熊 孝氏 (おおくま たかし)プロフィール
新潟大学名誉教授・NPO法人新潟水辺の会 顧問
新潟大学名誉教授、新潟市潟環境研究所所長、水の駅・ビュー福島潟名誉館長、NPO法人新潟水辺の会・顧問
1942年生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、新潟大学工学部助手、講師、助教授、教授を経て、2008年定年退職、同年名誉教授。1987年「新潟の水辺を考える会」代表になり、現在、NPO法人新潟水辺の会顧問となる。2014年4月から新潟市潟環境研究所所長を務める。
専門は河川工学・土木史。
自然と人の関係、川と人の関係を地域住民の立場を尊重しながら研究している。
著書に、「利根川治水の変遷と水害」(東大出版会、1981)、「洪水と治水の河川史」(平凡社、1988、文庫本化2007)、「川がつくった川・人がつくった川」(ポプラ社、1995)、「技術にも自治がある-治水技術の伝統と近代-」(農文協、2004)、「社会的共通資本としての川」(東大出版会、2010、編著)などがある。