環境省が下記の通り、「ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)」についてパブリックコメントを昨日から始めました。
当会も参加している利根川流域市民委員会が昨年9月に主催した集会「ウナギが生きる川を取り戻す」に登壇された海部健三・中央大学准教授が事務局としてまとめたものです。
公表された「考え方(案)」は、ウナぎが生息できる川を取り戻すことを前面に打ち出しています。
3月17日まで意見の期間がありますので、皆様も是非、意見をお出しください。
●「ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)」
http://www.env.go.jp/press/files/jp/104760.pdf
●「ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)概要)」
http://www.env.go.jp/press/files/jp/104761.pdf
●「ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)」に関する意見の募集(パブリックコメント)について
http://www.env.go.jp/press/103649.html
今般「ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)」をとりまとめました。本案について広く国民の皆様から御意見をお聞きするため、平成29年2月16日(木)から3月17日(金)までの間、意見を募集いたします。
1.概要
ニホンウナギ(Anguilla japonica)は、外洋のマリアナ諸島西方海域に産卵場を持ち、東アジアの沿岸域で成長する降河回遊魚であり、一生の大部分を河川や沿岸域等で過ごすと言われていますが、ニホンウナギの個体数は、1960年から70年代と比較すると、大きく減少しており、河川や沿岸域等の生息環境の変化が個体数の減少要因の一つとなっていると考えられます。
これを踏まえ、ニホンウナギが生息する河川や沿岸域等の保全や管理に携わる機会があると考えられる各主体に対して、ニホンウナギの保全の基本的な考え方と技術的な手法の例を示すことで、今後、ニホンウナギの生息地保全を行う際の参考となるよう「ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)」をとりまとめましたので、国民の皆様から意見を募集します。
2.意見募集要項
(1)意見募集対象
ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)
(2)資料の入手方法
「ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)」は添付資料に掲載するとともに、環境省自然環境局野生生物課で閲覧・入手することができます。
郵送を希望の方は、140円分の切手を添付した返信用封筒(A4版が入るもの)を同封して、環境省自然環境局野生生物課まで郵送でお申し込みください。
(3)意見提出期間
平成29年2月16日(木)から平成29年3月17日(金)までの30日間
(4)意見提出方法
意見は別添様式による文書で、必要項目(氏名、住所、電話番号、該当箇所、意見の内容等)を記入して、郵送、ファックスまたは電子メールで、平成29年3月17日(金)まで(必着)に下記の宛先まで提出してください。
なお、電子メールで意見提出を行う場合は、別添様式ファイルを利用し、添付ファイルとして提出してください。メールの件名は「ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)に対する意見」としてください。
<宛先>
・郵送 〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2 環境省自然環境局野生生物課
・ファックス 03-3581-7090
・電子メール shizen_yasei@env.go.jp
(7)留意事項
意見の提出にあたっては、次の点について御了承願います。
・必要項目の記載がない意見については、無効とさせていただきます。
・電話での意見はお受けしかねますので、あらかじめ御了承ください。
・頂いた意見については、個人の氏名、住所及び電話番号を除き公表される場合があります。ただし、意見中に、個人に関する情報であって特定の個人が識別しうる記述がある場合及び法人等の財産権等を害するおそれがあると判断される場合には、公表の際に当該箇所を伏せさせていただくこともあります。
・頂いた意見に対する個別の回答はいたしかねます。
(8)提出された意見の取扱い
提出された意見につきましては、その概要とそれに対する対応方針を取りまとめて公表します。
添付資料
a.. ニホンウナギの生息地保全の考え方(案) [PDF 6.2 MB]
b.. ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)(概要) [PDF 394 KB]
c.. 意見提出様式 [DOC 25 KB]
連絡先
環境省自然環境局野生生物課
直通 03-5521-8282
代表 03-3581-3351
課長 植田 明浩 (内線6460)
課長補佐 中島 慶次 (内線6465)
係長 有山 義昭 (内線6670)