2008年5月29日 朝日新聞群馬版より転載
県議会の自民党会派は、八ッ場ダムの建設を推進し、地元住民の生活再建を支援するための議連を作る方針を固めた。公明党など県議会の他会派や、下流の1都4県の議員にも参加を呼びかける。八ッ場ダムをめぐっては、ダムに批判的な立場からの議連もできており、推進の議連はこれに対抗するものだ。
県連幹部は「ダム建設の話はここまで進んだ以上、やめるわけにはいかない。批判的な動きは、地元を戸惑わせるものだ」と結成の意図を説明する。
県議会の非自民の4会派14人は2月に「八ッ場ダムを考える群馬県議の会」を作り、このメンバーの呼びかけで、今月19日には「八ッ場ダムを考える1都5県議員の会」も結成されている。
6月3日からの県議会一般質問でも、推進、批判双方の立場から質問がある予定。