地方財政の専門家、大和田一紘氏による講演会のお知らせです。
八ッ場ダム予定地を抱える群馬県長野原町は、長期化したダム計画により、財政に様々な問題を抱えています。このままダムが中止になり、国から何の支援もなければ、町財政は破綻すると地元では不安視される一方で、ダム事業がこのまま進んだとしても、見通しは明るいものではありません。
ダム完成後、交付金措置が見込めますが、多くのハコモノが造り続けられることにより、ダム計画により人口減少に悩む地域は、身の丈よりはるかに多くの設備の維持管理に苦しむことになります。ダムの工事が終わった後、土木業は仕事の場を失い、これに代わる雇用の受け皿も今のところなく、地域の衰退にいっそう拍車がかかることを懸念する声は、ダム推進といわれる地域でも決して少なくありません。
「ダムで栄えた町はない」といわれます。
岐路に立たされている長野原町の財政を立て直すには、何が必要か? 長野原町の財政分析を通して、専門家による具体的な提案が期待されます。
ぐんま自治研特別講座
「地方財政から見た八ッ場ダム」
-ダム推進 or ダム中止 自治体財政はどうなる?
■講師:大和田 一紘 氏
都留文化大学講師、多摩住民自治研究所理事長 「市町村財政分析」(自治体研究社発行)などの著書多数
■日時:2010年3月28日(日)13時半~17時
■会場:前橋市総合福祉会館2F 社会適応訓練室
〒371-0017 前橋市日吉町二丁目17-10 電話027-237-0101
JR「前橋駅」北口から(約2.3キロメートル)
http://www.city.maebashi.gunma.jp/ctg/22200002/22200002.html
・ バスで約10分(小坂子・荻窪公園行きの永井バスに乗り、「総合福祉会館前」で下車)
・ タクシーで約10分
※ 小坂子・荻窪公園行きのバスは、前橋駅北口の第7乗り場(北51・北53系統)から発車します。
*資料代:500円
主催:ぐんま住民と自治研究所
連絡先:TEL/027-343-0887、090-7714-0308(宇津野洋一)