2011年6月13日
群馬県知事選挙が間もなく実施されます。(告示日6月16日、投票日7月3日)
現在、立候補している4人の候補者に、八ッ場あしたの会より5月31日、公開アンケートを送付(〆切り6月10日)しました。回答結果をお知らせします。
★回答者名:回答者名(敬称略、挑戦者名:あいうえお順)
大沢正明知事、海老根篤、小菅啓司、後藤 新
1. 八ッ場ダム事業について(当てはまるものにマルをつけてください。)
イ 問題がある
○海老根 篤
○小菅啓司
○後藤 新
ロ 問題はない
○大沢正明(国と地元が協定を結び合意した事業である)
2 1で問題があると回答した場合は、その理由として当てはまるものにマルをつけて下さい。
イ 国策が優先し、地元住民に犠牲を強いてきた。
ロ 時代状況に応じた検証を行ってこなかった。
ハ 事業の透明性に問題がある。
ニ 地質調査が不十分で、安全性に疑問がある。
ホ その他( )
○海老根 篤 イ、ロ、ハ、ホ(その他―国策)
○小菅啓司 イ、ロ、ハ、ニ、ホ(その他―治水、利水のいずれにも役立たない)
○後藤 新 イ、ロ
3. 八ッ場ダムをめぐる民主党政権の政策の進め方について、どう思いますか。
当てはまるものにマルをつけてください。(複数回答可)
イ ダム事業を見直すことは、国の政策の一貫性を欠き、問題である。
ロ 国民の多くが疑問を抱いている八ッ場ダムの見直しを行うことは評価できる。
ハ 八ッ場ダムの検証は、客観的な第三者機関によって行わなければ、国民の納得を得られないはずだが、データ等の透明性が不十分である。
ニ ダム事業の見直しを行うのであれば、ダム計画を中止した場合の生活再建策、地域振興策も合わせて提示するべき。
ホ その他(具体的に )
○大沢正明 ホ(その他―八ッ場ダム建設は国との約束であり、地元の意見も聞かず一方的に中止するのはおかしい。早期に検証するとともに、速やかに地元の生活再建を完成させるべき。
○海老根 篤 ロ、ハ、ホ(その他―硫黄分を中和する品木ダム直下流の二重ダムは百害あって一利なし。中止の公約を果たすしかなかったものを、歴代推進者たちの摘発もせず、検証などといってごまかしている点が最大の問題。
○小菅啓司 ハ、ニ
○後藤 新 ハ、ニ
4. ダム予定地では人口が急減し、産業が活性を失い、将来の見通しが厳しいものになっています。その理由はどこにあるとお考えでしょうか。
イ ダム事業の長期化により、地域が破壊されてきたから
ロ 行政の取り組みが十分ではなかったから
ハ その他(具体的に )
○大沢正明 ハ(その他―代替地の造成が遅れたことが一つの要因)
○海老根 篤 イ、ロ、ハ(その他―過疎化は全国山間地共通の傾向だが、行政はそれを加速させた。)
○小菅啓司 イ
○後藤 新 イ
5. 群馬県は国と共にダム予定地の生活再建に責任を負っています。ダム予定地を再生し、活気を取り戻すためにはどのようなことが必要でしょうか?(複数回答可)
イ ダム湖を観光資源として、地域の活性化を図る。
ロ ダム湖ができるできないにかかわらず、きめ細かな地域活性化策を講じる。
ハ ダム湖ではなく、今の自然や風土を生かした地域活性化を図る。
○大沢 正明 イ
○海老根 篤 ロ、ハ
○小菅啓司 ハ
○後藤 新 ロ
6. 国交省関東地方整備局による試算によれば、八ッ場ダムを仮につくることになっても、ダム湖ができるのは今から8年後のことです。その間、ダム予定地の人たちはどのように生活を送ればよいのでしょうか。
イ それまでは県が責任を持って、経済支援を行う。
ロ ダム湖を前提としない地域活性化策を講じる。
ハ その他(具体的に )
○大沢正明 ハ(その他―検証作業を一日も早く終了させ、基本計画どおり、平成27年度に完成させるべき。それまでは、国が責任を持って生活を支援すべき。)
○海老根 篤 ロ、ハ(その他―八ッ場ダムと福島原発との共通点は、政官業の癒着腐敗の産物であること。)
○小菅啓司 ロ
○後藤 新 ロ、ハ(その他―ダム湖が観光資源になるかどうか疑問。)