八ッ場ダムの関係都県で提訴された住民訴訟は、東京都を相手取って都民が提訴した訴訟の控訴審が12月21日の口頭弁論で結審となりました。
裁判の模様がまさのあつこさんのブログで詳しく報告されています。↓
http://seisaku-essay.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-0fca.html
判決は 3月29日(金)午後1時30分 (101号法廷 )です。
この裁判に提出された書面については、以下のページをご覧ください。
https://yamba-net.org/wp/modules/news/index.php?page=article&storyid=1804
関連記事を転載します。
◆2012年12月22日 朝日新聞群馬版
-控訴審結審、3月29日判決 八ッ場ダム負担金訴訟の東京都分ー
八ッ場ダムへの建設負担金の支出は違法として群馬など6都県を訴えた住民訴訟で、東京都分の控訴審第3回口頭弁論が21日、東京高裁(大竹たかし裁判長)であり、原告弁護団が意見陳述して結審。判決は来年3月29日に言い渡される。
2004年に前橋など6地裁に提訴した住民訴訟で一審判決は「行政の裁量の範囲内」と原告が敗訴。群馬分などは東京高裁で進行協議中で、東京分の高裁判決が影響するとみられる。
控訴人の都民37人は「472億円を都が負担して水源を得ることは過大投資で違法」と訴えてきた。
意見陳述では、坂本博之弁護士が「八ッ場ダムでは、カスリーン台風が再来しても江戸川下流部の水位は数㌢しか低下しない」、西島和弁護士が「都の水道重要は92年以降減っている」と治水・利水両面で不要論を展開。群馬弁護士会の福田寿男弁護士は「地滑りの危険性を放置したままの巨大ダム建設工事の続行は違法」と主張した。
原告側は、申請した証人のうち国土交通省幹部ら追加の7人全員が却下され、大竹裁判長ら裁判官3人の忌避を8月に申し立てた。だが、申し立てとその後の最高裁への特別抗告も棄却され、この日で結審した。