八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

群馬県が「ダムかるた」を作製

 群馬県がダムかるたを作ったものの、新型コロナ感染拡大防止のため配布が延期になったと報道されています。
 読み札の原案はダムマニアに依頼したとのことで、地域をズタズタにした八ッ場ダムの札は「結ばれる 地域の思い 八ッ場ダム」と紹介されています。
 欧米先進国ではダムによる弊害がクローズアップされ、米国でも1990年代からダム撤去が加速してきているということですが、利根川上流に多くのダムを抱える群馬県では、相変わらずブラックジョークのようなダム礼賛が大手を振っています。

◆2020年4月14日 毎日新聞群馬版
https://mainichi.jp/articles/20200414/ddl/k10/040/149000c
ー「ぐんまダムかるた」作製 県内44ダム取り上げ 特徴理解できる工夫ー

  県内のダムの魅力を知ってもらおうと、県は「ぐんまダムかるた」を作製した。大型観光企画「群馬デスティネーションキャンペーン(DC)」(1日~6月30日)に合わせて配る予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い延期。県担当課は「感染が収まったら配布したい」と話している。

 かるたは県内44ダムを取り上げている。読み札で「根雪まで 全てを貯(た)める 矢木沢ダム」「結ばれる 地域の思い 八ッ場ダム」など各ダムの特徴をうたい、取り札では各ダムの写真や所在地、大きさなどを載せ、ダムの特徴を理解できるよう工夫している。

 DCの関連企画として、人気の「ダムカード」と「上毛かるた」とを組み合わせた。ダムマニアとして知られる宮島咲さんに読み札の原案を依頼した。

 県河川課水害対策室の平形淳一室長は「(ダムかるたを)待っている人はたくさんいる。(群馬DC期間後も)在庫がなくなるまで配りたい」と話している。【川地隆史】