東日本台風が関東地方を直撃した2019年10月、八ッ場ダムは試験湛水を始めたばかりでした。ほぼ空(から)だった貯水池が一昼夜で満々と水をたたえた光景は大きな反響を呼び、「八ッ場ダムが利根川を救った」とネット上で話題になりましたが、実際はどうだったのでしょうか。
八ッ場ダム事業の歴史を振り返ると、このダムが構想された1952年から完成までに68年もかかったことがわかります。それはどのような理由によるのものなのでしょうか。今回は、国際環境NGOの女性メンバーらが実行委員となって今年2月から開催してきた連続セミナー「気候危機と水害」の第六回として、八ッ場ダムのこれまでについて、ダムの治水効果について、八ッ場ダム完成後に持ち越された問題などについてお話しさせていただきます。
■日時:
2021年9月10日(金)19:00-20:30 ※Zoom開催
■話し手:
渡辺 洋子さん
東京で生まれ、身近に”どぶ川”と言われた目黒川、暗渠となっていく神田川の源流を見て育った。
1970年代、地下水を主とした水道は、いつしか生ぬるい水に変わっていたが、東京の水問題が利根川上流のダムと結びついていることを知ったのは、1980年代、群馬県に移り住んでから。
「八ッ場あしたの会」(旧「八ッ場ダムを考える会」)の事務局として2000年頃から水没地域に通い、自然と人々を苛(さいな)み続けるダム問題について、ホームページ等で情報を発信している。
■会場:
オンライン会議システムのzoomを使います。
■参加費:
無料
■申込方法:
こちらの第6回セミナー申し込みフォームからお申込みください。メールにてzoom会議参加用のリンクをお送りします。
■主催:
「気候危機と水害:ダムで暮らしは守れるか?」連続セミナー実行委員会
■協力:
アーユス仏教国際協力ネットワーク、国際環境NGO FoE Japan、メコン・ウォッチ
■お問合せ:
「気候危機と水害:ダムで暮らしは守れるか?」連続セミナー実行委員会
TEL: 03-6909-5983(FoE Japan事務所内)
Email: hatae@foejapan.org