明日11月9日に予定されていたイベント「やんばでウォーキング」がクマ目撃情報により中止となりました。
「つなぐカンパニーながのはら」のサイトより
上毛新聞によれば、クマが目撃されたのは、川原湯簡易郵便局近くの道路の法面上部とのことです。川原湯の郵便局は、水没地にあった川原湯温泉の移転地として山を切り開いて造成された打越代替地にあります。ダム堤の右岸側にあるこの代替地は、もともと山だったところです。
◆2025年11月8日 上毛新聞(紙面より)
ー八ッ場周辺「ウォーキング」 クマ目撃で開催中止 あす予定ー
全国各地でクマによる人身被害が相次ぐ中、群馬県内でも屋外でのイベントが中止になるなど影響が広がっている。八ツ場ダム(長野原町)周辺で9日に予定されていたイベント「やんばでウォーキング」について、実行委員会は7日、会場周辺でクマが目撃されたとして、中止を決めた。みなかみ町でも10月、国有林「赤谷の森」を会場に予定されていた自然散策会が中止になっており、冬眠を控え、クマの活動が活発化する中、影響はさらに拡大する可能性もある。
同実行委によると、1日夕、川原湯簡易郵便局(長野原町川原湯)近くの道路ののり面上部にクマがいるのが発見された。イベントはこの近くの川原湯温泉駅前講演を出発し、ダム周辺の7キロのコースを散策する予定だった。実行委は「参加者の安全を考えた上で、やむを得ず中止した」と説明。参加予定の約200人にはメールで連絡した。
みなかみ町北部の赤谷の森で10月25日に予定されていた町と林野庁主催の自然散策会も、クマの出没が相次いでいることから、中止となっていた。
県内では本年度、クマによる人身被害が相次ぎ、過去最多の10人(8件)がけがを負った。うち8人(6件)は9月下旬以降に発生、10月18日午後には、同町の2カ所で男女計2人が遭遇したクマに引っかかれるなどしたほか、29日には沼田市で男性1人が尻をかまれた。県の統計によると、9月のクマの目撃情報は117件で、昨年同期比2.3倍に増えた。