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石木ダム問題、長崎県の平田知事が反対派住民と初面談

 全国から注目される長崎県の石木ダム問題。3月2日に知事に就任した平田研氏がこのほど初めて反対派住民と面談したとのニュースが流れています。
 石木ダム事業では、地権者6注目される長崎県の石木ダム問題。3月2日に知事に就任した平田研氏がこのほど初めて反対派住民と面談したとのニュースが流れています。
 石木ダム事業では、地権者だった67世帯のうち13世帯が今もダムに反対し、事業用地で生活を営んでいることから、本体工事を進めることができずにいます。
 これまでの情報については、こちらのページをご参照ください。

◆2026年3月11日 長崎新聞
ー石木ダム対話継続で一致 長崎・平田知事が反対住民と初面会「まずはごあいさつを」ー

 長崎県と佐世保市が東彼川棚町で建設を進める石木ダム事業を巡り、平田研知事は10日、水没予定地で暮らす反対住民13世帯と同町で初めて面会した。面会は非公開で、県と住民の双方によると、今後も対話を継続する方向で一致した。

 現職知事と反対住民の対話は、大石賢吾前知事時代の2022年9月以来。13世帯から19人、県からは平田知事ら6人が出席し、水没予定地の川原地区公民館で約1時間話した。

 終了後、平田知事は報道陣に「まずはごあいさつをさせていただいた」と述べるにとどめた。出席した住民によると、平田知事が、有識者に意見を聞くために設置する方針の「流域委員会」や行政代執行の考え方、工事の進め方などについて住民から意見や質問があった。

 住民の一人は「委員会の構成や期間など詳しいことは聞けなかった。まだ話し足りない」、別の住民は「予断なく話を聞こうという姿勢は感じた。委員会の議論に期待する」と話した。

 流域委員会は、治水の有識者らでつくる市民団体が県に設置を求め、反対住民も希望している。平田知事は「有識者の意見を聞くことには意味がある」として設置する方針を示している。

◆2026年3月12日 朝日新聞
ー長崎県知事、石木ダム事業の反対派住民と初面会 「今後も対話継続」ー

 長崎県の平田研知事は10日夜、県が進める石木ダム事業(川棚町)をめぐり、地元の公民館で反対派住民と初めて面会した。約1時間にわたって13世帯19人と面会したが、平田知事は終了後の取材に「まずごあいさつをさせていただいた」などと述べるにとどめ、やりとりの詳細は明かさなかった。

 県河川課や出席住民によると、面会は県側が就任あいさつを申し入れ、住民側が受け入れる形で開催が決定。住民側の意向で非公開となった。県からは知事のほか土木部長など県幹部らが出席。住民側はダムの建設中止などを訴え、近く建設現場を案内したいとの意向を伝えたという。

 石木ダムについて平田知事は、11日開会の県議会3月定例会で「地元の様々な意見に加え、有識者の意見をお聞きすることにも意味がある」と述べ、反対派が望む専門家を加えた会議の場の設置について改めて意欲を表明した。県議会後、報道陣の取材に「(反対派住民と)今後も話を続けていく」とし、「工事の進捗(しんちょく)状況、いまの地区の状況について、まずこの目でしっかり現状を見たいという気持ちは持っております」とも述べた。

 平田知事は反対派住民との面会に先立つ5日、すでに現地から移転した住民らとも面会したという。(上沢博之、寿柳聡)

◆2026年3月12日 讀賣新聞
ー石木ダム建設事業、知事が反対住民と非公開で面会…「住民と丁寧に事業を進めていくことは非常に大事」ー

 長崎県と同県佐世保市が同県川棚町で進めている石木ダム建設事業を巡り、平田知事は10日、就任後初めて、事業に反対する住民と面会した。

 同日夜の面会には、事業に反対する地元住民約20人が参加。非公開で行われ、県や出席した住民によると、平田知事が就任のあいさつをした上で、設置の考えを示している有識者の意見を聴く委員会について説明し、住民と意見交換を行ったという。面会後に報道陣の取材に応じた平田知事は「いろいろな意見をいただいたが、中身については控えたい」と述べた。

 石木ダムは、佐世保市の渇水対策などを目的としたダム。1975年度に事業採択されたが、反対住民との対立で工期の延長を繰り返している。
 平田知事は「生命、財産を守り、水不足を解決する必要不可欠な事業だ」として事業には推進の立場だが、「(事業に反対する)住民の方々と丁寧に事業を進めていくことは非常に大事」としている。

◆2026年3月12日 西日本新聞
ー長崎県知事、石木ダム反対住民と初面会 「今後も対話続ける」ー

 長崎県の平田研知事は10日夜、県が川棚町で進める石木ダム建設事業に反対して水没予定地で暮らす13世帯の住民19人と初めて面会した。現職知事と反対住民との対話は、大石賢吾前知事時代の2022年9月以来となった。平田知事は「今後も(住民と)対話を続けていく」としている。

 面会は水没予定地にある川原公民館で約1時間、非公開で行われた。

 11日、記者団の取材に応じた知事は面会について「ごあいさつをさせていただいた」と説明。対話の内容については「さまざまな意見をうかがった。住民の思いは非常に重いものがある」と述べるにとどめた。

 知事は同日の所信表明で石木ダム事業について「丁寧な対応を重ねながら、推進に全力を注ぐ」と説明した。

 (一ノ宮史成)