八ッ場ダム事業によるJR吾妻線の付け替え工事で、有害な鉄鋼スラグが使用されたとの指摘があることから、当会では、鉄鋼スラグの使用の有無、調査の予定、鉄道付け替え計画の見直しの可能性などを問う公開質問書を9月12日に国交省関東地方整備局とJR東日本高崎支社に提出しました。
以下に公開質問書の全文を掲載しています。
https://yamba-net.org/wp/?p=8703
回答〆切りを19日本日としましたが、提出先より以下の電話連絡がありましたので、お伝えします。
●国土交通省関東地方整備局 河川計画課
「質問内容について、現在、調査中であるので、まだ回答できない」
(現在、現地では有害な鉄鋼スラグを調査する為の採石作業が行われているが、公開質問で問うた箇所についても調査をしているのですか? との質問に対して)
「それも含めて、現地事務所で事実関係を含めて調査中である」
●JR東日本高崎支社 総務課
「公開質問の内容は、国交省の方で調査中であるので、調査内容を確認できていない現時点では回答できない」
—回答終わり—
現地では、有害な鉄鋼スラグを調査する為の採石作業が行われていますが、公開質問で問うた川原湯温泉の新駅周辺の擁壁の裏込め材の採石は行っていないようです。
以下の朝日群馬版によれば、広大な八ッ場ダム事業の代替地のうち、5か所のみで採石作業を行ったとのことですから、調査はまだ一部ということになります。
http://www.asahi.com/area/gunma/articles/MTW20140919100580001.html
2014年9月19日 朝日新聞群馬版 「八ツ場ダム代替地スラグ混入を調査」