本日、群馬県議会本会議で、伊藤ゆうじ議員(共産)が有害な鉄鋼スラグについて質問しました。
問題となっている(株)大同特殊鋼渋川工場の有害な鉄鋼スラグは、ダム湖予定地周辺で造成中のダム予定地住民の移転代替地でも大量にみつかっており、現在、国交省八ッ場ダム工事事務所が調査中とされます。
本日の本会議での質疑が県議会のインターネット録画で視聴できます。↓
http://www.gunma-pref.stream.jfit.co.jp/?tpl=speaker_result&speaker_id=94
平成26年第3回前期定例会 9月22日
1 有害スラグ問題について 約35分
(1)県の環境行政の考え方について 環境森林部長
(2)有害スラグの撤去について 環境森林部長
(3)県土整備部発出の通知について 環境森林部長
(4)通知の撤回について 県土整備部長
(5)この問題に対する知事の考えについて 知事
一方、9月19日には、有害な鉄鋼スラグ問題は大したことではない、とアピールするかのような、きわめて表層的な質疑が同じ県議会一般質問でありました。
以下のページの6番目の項目をクリックすると視聴できます。
http://www.gunma-pref.stream.jfit.co.jp/?tpl=speaker_result&speaker_id=181
平成26年第3回前期定例会 9月19日 大手治之議員(自民) 約7分
6 大同特殊鋼(株)の鉄鋼スラグ問題について
(1)地下水への影響について 環境森林部長
(2)今後の対応について 環境森林部長
この質疑で取り上げられている群馬県による調査の説明は、以下の県のホームページに掲載されています。
http://www.pref.gunma.jp/houdou/e1000092.html
関連記事を転載します。
◆2014年9月20日 毎日新聞群馬版
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20140920ddlk10040140000c.html
ー有害物質:鉄鋼スラグ問題 県「深刻」と答弁 /群馬ー
大同特殊鋼渋川工場の鉄鋼スラグに有害物質が含まれていた問題で、県の青木勝・環境森林部長は19日の県議会一般質問で「有害物質が出たことを深刻に受け止めている」と答弁した。大手治之議員(自民)の質問に答えた。
これまでに大同製のスラグが使用された渋川市内の国道や市道など計29カ所で土壌から環境基準を超える六価クロムやフッ素を検出。県は1989年から渋川で井戸水を調査しているが、有害物質による地下水汚染は確認されていないという。青木部長は「廃棄物処理法に基づいて調査を進めている。一日も早く問題の全容を明らかにしたい」と述べた。【角田直哉】
◆2014年9月23日 毎日新聞群馬版
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20140923ddlk10040048000c.html
ー有害物質:鉄鋼スラグ問題 県「厳正に対処」 /群馬ー
大手鉄鋼メーカー・大同特殊鋼渋川工場の鉄鋼スラグから、環境基準を超える有害物質が検出された問題で、県の青木勝・環境森林部長は22日、県議会で「全容解明を急ぐのと併せ、法令の適用について環境省と慎重に協議を進めている。法令違反があれば厳正に対処していく」と答弁した。伊藤祐司議員(共産)の「県は刑事事件として告発して群馬の環境を守る毅然(きぜん)とした姿勢を示すべきだ」との一般質問に答えた。
これまでに、大同製のスラグが使用された渋川市内の国道や市道など計29カ所で土壌から環境基準を超える六価クロムやフッ素が検出されている。
一般質問で大沢正明知事は「鉄鋼スラグの一部から有害物質が検出されたことは極めて遺憾。調査に万全を期すとともに、一日も早く問題の全容を解明し、県として必要な対策を取る」と述べた。【角田直哉】