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国交省関東地方整備局より公開質問書(その2)への回答(2007年3月19日)

現状レポート

(更新日:2012年5月8日)

利根川流域市民委員会

国交省関東地方整備局より公開質問書(その2)への回答(2007年3月19日)

平成19年3月19日

利根川流城市民委員会 様

国土交通省関東地方整備局
河川部 河川調査官

 平成19年3月5日付けで利根川水系河川整備計画に関する公開質問書(その2〉を頂まして、誠にありがとうございます。頂いた意見につきましては、他の意見と同様に取り扱わせて頂きますので、よろしくお願いいたします。

 なお、前回も回答いたしましたとおり、頂いた質問1につきましては、利根川水系の流域住民の方々には多様な意見があり、活動している個人や団体も多数あることから、私共は、出来るだけ多くの方々から等しく意見をお聴きする方法として、公聴会及び意見募集を行うこととしたものであり、適当であると考えております。公聴会は、河川法第16条2項4条に照らし合わせて適切であると考えております。

 公聴会は、河川管理者である関東地方整傭局が責任をもって関係住民の方々から意見を聴く場として設けたものであります。公聴会での概要説明につきましては、公述頂く意見の内容をより理解頂くために設定させて頂きました。公述人の選定につきましては、応募頂いた全ての公述希望届出書をホームぺージで公表させて頂いているとおりであり、応募者の中から、地域バランスや意見の多様性を勘案して、関東地方整備局が選定したものであります。有識者会議や公聴会の開催に関する広報については、記者発表、ホームページへの掲載、地方紙での広告、関係自治体の広報誌への掲載依頼等を行いましたが、更なる広報に努めてまいりたいと考えております。

 有識者会議の運営につきましては、様々な方からご意見を頂き、傍聴席の配置等について改善してまいりましたが、今回頂いたご意見についても今後の参考とさせて頂きます。有識者会犠や公聴会の円滑な進行のため、皆様のご協力をお願いいたします。

 質問2につきましては、整備計画の原案を示した後にも、より多くの方々の意見を聴けるよう、今回と同様に会議の公開や頂いた意見及びその対応の公表を通じて、情報の共有化、相互理解に努めるとともに、それらを踏まえて原案の修正を加えることを複数回行い、よりよい河川整備計画にしたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 質問3につきましては、その内容が検討途上のものであり、今回実施した公聴会等で頂いた意見を参考として整備計画の原案を作成することとしているため、今後の検討によって変わりうるものであります。このため、現時点では内容の詳細を公表できる段階ではございません。原案を示す際には、分かりやすい説明に努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。