八ッ場ダム事業を進める国交省関東地方整備局はさる4月10日、国交省本省に対して事業認定の申請を行いました。事業認定が下りると、関東地方整備局は群馬県収用委員会に対して、ダム予定地の土地や家屋を強制収用するための収用裁決申請が可能になります。
この事業認定申請に納得できないと、多くの方が公聴会の開催を要求したことから、国交省本省が公聴会を開くことになりました。事業認定の申請手続きそのものが同じ国交省内で行われるというおかしなもので、民主主義が機能しているとは言い難い状況ですが、八ッ場ダムについて一般の人々が公開の場で事業者に意見を述べることができる、おそらく最後の機会になると思われます。どなたでも傍聴可能です。
【日程】6月26日(金)13時30分~19時25分
6月27日(土)10時15分~17時
公聴会の公述は、10~20分の休憩を適宜はさみながら進められるようです。27日は11時45分から12時45分まで昼食休憩が予定されています。
【会場】岩櫃ふれあいの郷 東吾妻町コンベンションホール ふれあいの館
群馬県吾妻郡東吾妻町大字原町1046
JR吾妻線 「群馬原町」駅より徒歩10分
http://www1.town.higashiagatsuma.gunma.jp/www/toppage/1204045202906/APM03000.html
国土交通省によれば、6月26日は12件、27日は11件の公述が予定されているとのことです。
公聴会の開催を求めたのは、八ッ場ダムの事業認定に反対する人々でしたが、公聴会では事業認定に賛成、反対双方の公述が行われることになっており、「バランス」をとるために賛成意見の公述も行われます。26日の最初の公述は、国交省関東地方整備局が行うことになっています。