八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

やんばカフェ ”ビデオ上映会&トーク” ー10/1、東京・国立

 やんばカフェは、八ッ場ダムのことをお伝えする、気軽に集まれる場を作りたいと、八ッ場あしたの会の東京近辺メンバーを中心に、年に1度ほどのペースで企画・活動しています。

〜やんばカフェ これまでの活動〜
第1回「やんばダムと東京の水」(2015年2月28日@池袋)
第2回「たくじさんの宿」上映会(2015年10月28日@文京区白山)
第3回「自然がいっぱい吾妻渓谷」(2016年3月20日@池袋)

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 やんばカフェ(第4回)のお知らせです。

ビデオ上映会 「たくじさんの宿」

 陶芸に料理、笛吹きに郷土史の研究、山菜とり、犬のしつけ、柱時計の収集。
 シャイで多趣味、多才なたくじさんは、お父さんが始めた宿を継いで営んでいる。
 宿は八ッ場ダムの水没予定地にある。
 たくじさんの宿のひとつの記録として。

◆日時:10月1日(日)16:00開始(開場15:30)
地図
◆会場:木之久兵衛(キノキュッヘ)
    東京都国立市西2−11−32 B1 
    電話042−577−5971
   (国立駅南口から富士見通りをまっすぐ15分ほど・
    国立音大附属高校ななめ前)

* 参加費500円   定員30人

〇上映「たくじさんの宿」(2012年、30分)

〇トーク「東京の人にも伝えたい八ッ場のこと」

 終了後、親睦会を開きます。1000円+ドリンク代を予定。
 上映会、親睦会のご予約は、メールフォーム https://yamba-net.org/wp/contact/まで。
 当日参加も可能です。

 主催/八ッ場あしたの会

キャプチャ

『街から』No148「こんなの撮ってどうするの?」
 今回場所をお借りする木之久兵衛のマスターが、雑誌「街から」に、今回上映するビデオの紹介文を寄稿してくれました。ああ、そうだったのか…。初めて気がついた「たくじさんの宿」の意味。
街から舎HP:http://machikara.net/

キャプチャ「こんなの撮って 
 どうするの?」  佐々木 健

 懐かしい友人に誘われて自分で作った映画「たくじさんの宿」を観て欲しいという若い女性が訪れた。群馬県に建設が決まった「八ッ場ダム」のことを題材にした映画らしい。
 運動のプロパガンダのような映画だったら嫌だなあと思って観たら、全く違っていた。
 映画のファーストシーンは、8ミリフィルムをビデオで再撮影したものから始まる。どうやら以前作者が撮影したフィルムを「やまた旅館」という宿をやっている、たくじさんというご主人に見せたのだ。
 宿には犬や猫がのびのびと生活していて、拓司さんの動物好きがうかがえ、たくじさんはとてもシャイらしく、作者はなるべく顔が写らないように気を遣って撮影している。台所は撮らせてもらえなかったらしく、廊下に備え付けたカメラには台所で仕事をしているたくじさんが見え隠れする。宿には食堂を挟んで部屋が2室しかないらしく、食事をしている隣の部屋では布団が丁寧に敷かれている。食器も手作りで、たくじさんは陶芸も教えているらしい。
 この地域では、花掻き(はなかき)という小刀で、表皮を薄く細長く途中までそり削り、花が開き、穂が垂れたような形の「ホダレ」というものを作り・・・(以下略)