八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

「埼玉第二回裁判行われる」

埼玉県では第二回裁判が5月11日に行われ、さいたま地裁で最も大きい法廷が傍聴人で満席となりました。

■2005年5月12日 讀賣新聞群馬版■

「八ッ場ダム 必要性説明していない」
ー県負担金差し止め訴訟 市民団体が意見陳述ー

 国土交通省が群馬県長野原町で建設を進める八ッ場ダムに反対する市民団体「八ッ場ダムをストップさせる埼玉の会」(藤永知子代表)が、上田知事らを相手取ってダムの事業費負担金の支出差し止めなどを求めている裁判で、原告側の第二回意見陳述が11日、さいたま地裁(豊田建夫裁判長)であった。

 意見陳述で、藤永知子代表らは「八ッ場ダムは利水上、さほど意味はなく建設は環境、景観破壊になる。県は県民に対してダムが必要な理由を説明していない」などと主張した。

 訴状によると、原告は利水、治水上の利益のないダム建設に県の公金を支出することは違法だとし、知事と県公営企業管理者に対し、県の予定負担金の支出差し止めを求めている。また、過去に違法な支出を行ったとして、知事らに、当時の知事、県公営企業管理者に対して、2003年10月から昨年9月までに支出した負担金約33億9000万円についての損害賠償を請求するよう求めている。