2005年8月28日 朝日新聞群馬版より転載
■「脱”ダムに沈む温泉” 新キャッチフレーズを」 川原湯温泉観光協会募る
脱「ダムに沈む温泉」ー。周辺整備が進む八ッ場ダムの完成に伴い、ゆくゆくはダム湖に沈む運命にあるとされる長野原町の川原湯温泉。新しいイメージで集客を図ろうと、同温泉観光協会がキャッチフレーズを募集している。
川原湯温泉といえば、温泉街の入り口に掲げられる「ようこそダムに沈む川原湯温泉」の看板が有名だ。観光客に強烈なインパクトを与える一方、「自虐的ではないか」「希望がない」などの声も上がっている。
旅館を営む樋田省三さん(40)は「長い間、ダム建設の是非で大変だったが、建設・移転を機に、川原湯を『再生』させたい」と話す。募集期間は9月20日まで。問い合わせは同温泉協会(℡0279-83-2591)へ。