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「八ッ場ダム問題 自民除く4党回答」(上毛新聞)

2005年8月29日 上毛新聞より転載

「八ツ場ダム問題 自民除く4党回答 」

 市民団体の八ツ場ダムを考える会(樽谷脩会長)と首都圏のダム問題を考える市民と議会の会は二十八日までに、今回の衆院選に絡み、各政党に提出を求めた八ツ場ダム問題に関する公開質問書の回答をまとめた。

 公開質問書は「八ツ場ダムの必要性」「建設による地すべりの危険性」「建設中止の是非」「生活再建策」など五項目。自民、民主、公明、共産、社民の各党本部に送り、自民を除く四党から回答を得た。

 「八ツ場ダムの必要性」「建設中止の是非」は、公明を除く三党が「必要性なし」「中止すべき」とそれぞれ回答。建設を中止した時の生活再建策は、民主、共産、社民の三党ともに「法整備や計画策定で対応する」としている。

 「地すべりの危険性」は共産、社民の両党が問題視したのに対し、公明は「補強工事で対応可能」とし、民主は「さらなる調査・分析が必要」とした。