リバーポリシーネットワーク国際シンポジウム2006
「ワイルドサーモン と 天然アユ ― 回遊魚を守るということ─ 」
この2年間に行った国際シンポジウムで私たちはアメリカ政府の対話を重視した新たな河川政策を学んだ。ダム建設は終焉をむかえ、今ではダム撤去が建設業界にとって新たな公共事業になりつつあることもわかってきた。しかし、日本においては治水上の議論が繰り返され、環境への対策にはまだ長い時間を要する。その間にも刻一刻と環境は悪化し、魚たちは確実に減少している。健全な生態系や河川流域の保全、再生のためには、広い規模での連携の取れた努力、そして少しでも多くの科学的データ、検証などが必要である。
今回の国際シンポジウムに参加するアメリカのワイルドサーモンセンターは国連やロシアまでをも巻き込んだスケールの大きな自然再生の努力を続けている。
「世界的な規模で活動しないと結局成功はしない」というのが彼らの主張だ。また日本においても天然アユを守るために環境保全型の漁協の活動に期待が寄せられている。回遊魚を守る内外の取り組みから、私たちに今“何ができるか”を明らかにしたい。
■日時 5月6日(土) 13:30~17:30
参加カンパ ¥1000
■場所 東別院会館 2F
(名古屋市中区橘2-8-45 地下鉄名城線東別院駅下車徒歩3分)
■定員 112人
■主催 リバーポリシーネットワーク(RPN)
■後援 ワイルドサーモンセンター(WSC)、 マチリヤ同盟、「青の革命と水のガバナンス」研究グループ、 伊勢・三河湾流域ネットワーク
■ 講演
・「天然アユを守る意味」 高橋勇夫(たかはし河川生物調査事務所)
・「ダムに寸断された河川の環境漁協宣言」 新見幾男 (矢作川漁協組合長)
・「極東におけるワイルドサーモンの保護」 Dave Martin(ワイルドサーモンセンター 極東プロジェクト担当)
・「ワイルドサーモンの川保全の為の世界的な協力 Brian.W.Caouette(ワイルドサーモンセンター)
< 休憩 >
■ パネルディスカッション 「いま、回遊魚を守るためになすべきことは」
【パネラー】
・Dave Martin (ワイルドサーモンセンター極東プログラム担当)
・Brian.W.Caouette(ワイルドサーモンセンター)
・Andrei Kliemenko (ワイルドサーモンセンターカムチャッカプログラム担当)
・河村たかし(国会議員)
・高橋勇夫(たかはし河川生物調査事務所)
・新見幾男(矢作川漁協組合長)
・秋山雄司(天竜川漁協組合長)
・コーディネーター 蔵治光一郎 (東京大学愛知演習林)
◆ ワイルドサーモンセンター写真展同時開催
THE WILD SALMON CENTER http://www.wildsalmoncenter.org/
矢作川漁業協同組合http://yahagi-ayu.net/index.shtml
天竜川漁業協同組合http://www3.ocn.ne.jp/~tenryu-r/
◆ 申し込み方法:住所、氏名、所属(職業)をご記入の上メールor FAXにて下記までご連絡ください。(定員になり次第締め切らせていただきます。)
* 問い合わせ先 リバーポリシーネットワーク
〒550-0014 大阪市西区北堀江1-21-11-3B
TEL 090-7952-2882 (高木) FAX 06-6543-8456
URL: http://www.mm289.com/RPN/