八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

「松谷トンネルきょう貫通式 八ッ場ダムの付け替え道路」(上毛新聞)

 八ッ場渓谷ともいわれる吾妻渓谷。谷底をくねくねと走る国道145号は、スキーシーズンになると草津・万座方面の観光客で込み合います。地元がダム計画を受け入れた後、道路は整備され、四季折々の渓谷美を楽しむ観光客のために遊歩道が設けられました。けれどもこの国道は、八ッ場ダムによって沈んでしまうため、渓谷左岸に付け替え国道の長大なトンネルが掘削されてきました。

2006年8月31日 上毛新聞より転載
『松谷トンネル きょう貫通式 八ッ場ダムの付け替え道路』

 八ッ場ダム建設に伴う付け替え道路として県が整備を進めている国道145号バイパス「松谷第一トンネル」(仮称)工事が進展し、31日に東吾妻、長野原両町境のトンネル内で貫通式が行われる。
 トンネルは2005年3月から掘削を進めてきた。延長1760メートル、上下二車線で2008年度中の供用開始を予定している。事業費は38億8500万を見込む。
 八ッ場バイパスは地域高規格道路「上信自動車道」の一部で吾妻町松谷ー長野原町長野原間を結ぶ総延長10.8キロ。