2010年10月9日 毎日新聞群馬版より転載
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20101009ddlk10010191000c.html
八ッ場ダム・流転の行方:民主の国会議員有志、議連を発足へ /群馬
◇建設中止前提、生活再建案を提示
八ッ場ダム問題の打開策を探るため、民主党の国会議員有志が議員連盟を発足させる方針を決めた。昨年のダム中止宣言以来、水没予定住民との間で着地点を見いだせない中、ダムが中止されても生活再建に支障が出ない解決策を提示するのが目的。19日に東京都内で設立総会を開く。
議連の名称は「八ッ場ダム等の地元住民の生活再建を考える議員連盟」とし、会長には前衆院国土交通委員長の川内博史衆院議員(鹿児島1区)が就任予定。呼びかけ人には、同党の県選出国会議員6人を含む11人が名前を連ね、そのうちの一人、初鹿明博衆院議員(東京16区)は「地元の不安を取り除くためにも、党として生活再建案を示したい」と話した。
今後、衆参の与党議員に広く参加を呼びかけ、現地視察や住民からの意見聴取を重ねる。設立総会では、水源開発問題全国連絡会共同代表の嶋津暉之(てるゆき)氏と、市民団体「八ッ場あしたの会」の渡辺洋子事務局長が現状報告を行う。【奥山はるな】