飽和雨量についての衆院予算委での国交大臣発言

2010年10月13日 上毛新聞二面より転載

ー八ッ場の建設根拠 利根川基本高水流量 飽和雨量「98年は125㍉」 衆院予算委で国交相ー

 八ッ場ダム(長野原町)の建設根拠となる伊勢崎市八斗島基準点での利根川の洪水規模を示す「基本高水流量」に関連し、馬淵澄夫国土交通相は12日、衆院予算委員会で根拠の一つとなる計算数値「飽和雨量」について「1998年は125㍉だった」と述べた。
 本県など1都5県の住民が同ダム事業への負担金支出は違法とする住民訴訟では、住民側が洪水に関するデータ公表を要求。答弁を受け、高橋利明弁護団長は「基本高水を設定した際の従来の考え方より、山の保水能力が高いという趣旨。流量予測が課題だったことにつながる」と述べた。
 国交省は、利根川の基本高水を1947年のカスリーン台風規模の雨が降った場合、最も水位が高くなる時のピーク流量として、毎秒2万2千立方㍍に設定。この数値は飽和雨量を48㍉に設定して計算している。ただ同省は現在の高水流量の最終的な算定方法を明らかにしておらず、流量予測の見直しにつながるかは不透明だ。