八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

「基本高水」緊急検証セミナー第三回ー7/19 in 国会議員会館

 治水のあり方シフト研究会よりのお知らせです。

   ▼緊急検証セミナー▼第3回▼ 
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  日本学術会議河川流出モデル・基本高水
  評価等検討分科会による「検証」を検証する

利根川の基本高水の検証で
  日本学術会議は何を明らかにしたか?
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日時: 2011年7月19日(火)午後18:00~19:00(*)
場所: 参議院議員会館 地下1階B107会議

▼日本学術会議は何を明らかにしたか 何も出来なかったのではないか
           高橋利明 弁護士
▼日本学術会議の「回答骨子」の説明に何を求めるか 利根川流域住民
▼2005年資料での飽和雨量、2011年作成氾濫想定図が捏造であることへの反論
           国交省 水管理・国土管理局河川計画課(交渉中)
▼検証をどう見るか? 大河原雅子 参議院議員 他

 「日本学術会議河川流出モデル・基本高水評価等検討分科会」では、八ツ場ダム計画の根拠である利根川の治水計画の根幹を成す基本高水流量について複数のモデル(新モデル、東大モデル、京大モデル)で「検証」が行われ、「回答骨子」が示されました。
 第一回のセミナーでは、その「検証」で、2005年の基本高水計算では、実際とは違う飽和雨量が入力されていたこと<捏造資料との指摘>がウヤムヤにされ、その飽和雨量が時の経過につれ増加し、新モデルではまったく違う数値が入力されたことについての合理的な説明がないことが明らかになりました。
 第二回のセミナーでは、その「検証」に、氾濫するはずのない場所が浸水する想定図が提出されていた<捏造資料である>ことに日本学術会議が気づかれずに検証を終えたこと、達成不可能な治水計画では意味をなさないとの疑問が解消されないままで<当日出席した河川計画課による反論もない>ことが示されました。
 第三回では、検証のきっかけとなった辻褄合わせや、以前から疑問が指摘されてきた利根川水系の「基本高水」の検証にあたり、日本学術会議が「回答骨子」等で何を明らかにしたのか、疑問点を整理していきます。

*17:40~18:00 1階ロビーで入館証をお渡します。

主催: 治水のあり方シフト研究会(連絡先:090-6489-0362)