治水のあり方シフト研究会よりのお知らせです。
▼緊急検証セミナー▼第4回▼
—————————————–
日本学術会議河川流出モデル・基本高水
評価等検討分科会による「検証」を検証する
「検証」から考える治水のあり方シフト
———————————————–
日時: 2011年8月2日(火)午後18:00~19:00(*)
場所: 参議院議員会館 地下1階B104会議室
▼基本高水の問題点を整理し、あるべき治水対策を考える
嶋津暉之 水源開発問題全国連絡会
▼ミニ報告:そのまちづくりは自然の流れに逆らっていないか?
まさのあつこ ジャーナリスト
▼2005年資料での飽和雨量、2011年作成氾濫想定図が捏造であることへの反論
国交省水管理・国土保全局河川計画課(交渉中)
▼検証をどう見るか? 塩川鉄也 衆議院議員 他
日本学術会議分科会は、利根川の基本高水検証において、これまでと同様の流量を容認しました。しかし、計算に使われた「定数」であるはずの飽和雨量はコロコロと変化してきました。
2005年の社会資本整備審議会では、国土交通省は、その数値を開示することなくグラフと言葉で再現性のある一律の数値であると委員達に思わせました。
2008年に八ツ場ダム住民訴訟(一審)には一律48ミリだったと提出しました。
2010年の国会では31.77mm(1958年)、65mm(1959年)、115mm(1982年)、125mm(1998年)だったとの答弁がありました。
2011年、学術会議の検証の場には流域毎に違うとされ、八ツ場ダム予定地である利根川の支流・吾妻川流域では無限大であるとされました。
「定数」は何のためにコロコロ変わったのでしょうか。第4回セミナーは、学術会議の「検証」では明らかにされなかった基本高水が抱える問題をもう一度整理します。
また、国土交通省が考えている八ツ場ダム事業による治水計画とはどのようなものか、これに対し、基本高水に代表される計算や想定による治水計画を脱し、本来の治水のあり方とは何かを考えます。
*17:40~18:00 1階ロビーで入館証をお渡します。
主催: 治水のあり方シフト研究会(連絡先:090-6489-0362)