2011年10月22日
河川行政の改革を目指した改革派官僚として知られた宮本博司さん(国交省元防災課長)がラジオ番組”たね蒔きジャーナル”に出演しました。
”反骨の人”シリーズで取り上げられたもので、以下のユーチューブで録音をお聞きいただけます。
☆「反骨の人 脱ダムを唱える元国交省宮本博司さん」
1/2 http://www.youtube.com/watch?v=PcZGdM4aRZg
2/2 http://www.youtube.com/watch?v=76rU7vBCrag
国交省河川局のキャリア官僚として、ダム建設、長良川河口堰などを担当した宮本さんがなぜ河川行政の改革を目指すようになったのか、ご自身の経験を通したお話です。
ダム予定地の悲惨な現場を経験した宮本さんは、「どうしても造らなければならないダムであるなら、行政は情報をすべて公開し、その必要性について関係住民に納得のいく説明をしなければならない。それができないダムは造るべきではない」と語っています。
宮本さんがリードした淀川では、”淀川方式”による河川行政改革が進められましたが、その後、守旧派の巻き返しにより、宮本さんは国交省を去り、現在、民主党政権下で全国のダム建設が一挙に進められています。
宮本さんがダム行政のシンボルと語る八ッ場ダムの現状は、わが国の河川行政の実態を映し出す鏡でもあります。