前橋で開かれた八ッ場ダムの集会についての記事をお知らせします。
◆2012年2月12日 朝日新聞群馬版
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581202130001
-八ツ場建設再開 「納得できない」ー
八ツ場ダムをめぐり「建設再開は納得できない」と題した集会が11日、前橋市日吉町2丁目の市総合福祉会館であった。「群馬の明日をひらく革新懇話会」(滝沢俊治代表世話人)が主催。専門家や議員らの報告に、約80人が耳を傾けた。
政府の建設再開表明後の八ツ場ダム問題は、利根川水系の河川整備計画策定と水没住民のための生活再建法案を掲げた「官房長官裁定」が焦点になっている。
水問題研究家の嶋津暉之さんは「水系の整備計画の民主的な策定に全力をあげるべきだ。その中でダムの是非を改めて問い直すことができる」と主張。
長野原町議の牧山明さんは「人口6千人の小さな町は予算の半分がダム関連。建設再開が決まっても、若い世代にはダムにこだわらない声が広がっている」と話した。
集会では、本体工事費の予算計上を撤回して生活再建・震災復興に回す▽再検証を第三者でやり直し、住民参加での公開議論▽生活再建法策定の3点を求める集会決議を採択。政府・民主党に求めていくという。
◆2012年2月12日 上毛新聞
-八ッ場建設再開で反対集会 前橋で市民団体ー
八ッ場ダムの建設再開に反対する緊急集会(群馬の明日をひらく革新懇話会主催)が11日、前橋市総合福祉会館で開かれ、「八ッ場ダムをストップさせる市民連絡会」の嶋津暉之代表が講演した。
嶋津代表は八ッ場ダムの建設目的とされる利水や治水について、データを示して実効性を否定。ダム湖の観光資源としての可能性にも疑問を呈し「八ッ場ダムは時代錯誤の産物」と批判し、建設中止を呼びかけた。建設に反対する県議や市民約100人が参加した。