八ッ場ダム予定地、川原湯温泉を舞台にしたドキュメントです。
政権交代、「八ッ場ダム再開」表明などがあるたびに、マスコミがダム予定地に殺到しましたが、継続的にダム予定地の人々の生活を追うメディアは稀です。
時間をかけて制作されたドキュメンタリーを是非、ご覧下さい。
NNNドキュメント’12
「八ッ場 長すぎる翻弄 ~ふるさとは壊され続けて」(55分)
http://www.ntv.co.jp/document/
(予告動画が見られます。)
◆放送: 2月19日(日) 24:50~ 日本テレビ
◆再放送: 2月26日(日)11:00~ BS日テレ
2月26日(日)18:00~ CS「日テレnews24」
去年暮れ、政府は八ッ場ダムの建設「再開」を決めた。民主党が政権に就いて中止を宣言、地元に衝撃を与えたのは2年前。だが住民の苦しみは、そこから始まったのではない。最初の計画から実に60年。長い自民党支配の時代からダムに振り回され、国に裏切られ続けているのだ。私たちのカメラが地元の温泉街・川原湯を追い始めたのは7年前。既に住民の大半が流出していた。かつてダムを受け入れる代わりに約束されたはずの、ダム湖畔での街の再建が先延ばしされ続けていたからだ。今回、建設再開が決まっても安住の地は見えない。予定地に移る旅館や店はわずかで、新たな温泉街で経営が成り立つ保障さえないのだ。時代を越えてないがしろにされ続けた人々の、知られざる苦渋の歳月をたどる。