水源連による国会議員への八ッ場ダム予算に関するアンケート結果

2012年2月24日 

 全国のダム問題に取り組む水源開発問題全国連絡会では、全国会議員を対象に八ッ場ダム本体工事の予算案への計上に関するアンケート調査を実施し、このほど回答結果を公表しましたので、その内容を全文転載します。

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 八ッ場ダム予算に関する国会議員アンケートの結果

                       水源開発問題全国連絡会

 水源開発問題全国連絡会では、野田政権が八ッ場ダム本体工事費を新年度予算に計上した予算案原案を今国会へ提出することをうけ、全国会議員を対象に、この予算に対する姿勢を問うアンケートを実施しました。
 このアンケートに、15名の国会議員の方から、回答をいただきました。ご協力いただきました議員の皆さま、ありがとうございました。397名の民主党議員からは、回答がありませんでした。
  アンケートの質問と、各議員の回答は以下のとおりです。 

【1】 質問
1  あなたは、八ッ場ダム本体工事費を削除する予算案修正案を国会へ提出するための活動をしますか。
2  あなたは、八ッ場ダム本体工事費を削除する予算案修正案が提出されたら、修正案に賛成しますか。
3  あなたは、八ッ場ダム本体工事費を削除する予算案修正案が提出されず、または提出された修正案が否決されたら、八ッ場ダム本体工事費の盛り込まれた予算案原案に賛成しますか。
4  野田政権が八ッ場ダム建設再開を決定したことに対するご意見があればお書き下さい。

【2】 ご回答いただいた議員(回答到着順)
平沼赳夫議員、川田龍平議員、福島みずほ議員、中島政希議員、又市征治議員、赤嶺政賢議員、田村智子議員、塩川鉄也議員、笠井亮議員、佐々木憲昭議員、高橋千鶴子議員、中島隆利議員、市田忠義議員、穀田恵二議員、紙智子議員
 以上のほか、白眞勲議員より、個別のアンケートには対応していない旨の回答あり

【3】 回答内容 (回答到着順、回答者敬称略)
◆ 平沼赳夫 (たちあがれ日本)
   1 活動しない
   2 賛成する
   3 反対する
   4 一応、評価す

◆ 白眞勲 (民主党)
   (アンケートに対する個別の返信、回答は遠慮させていただいている旨の回答あり)

◆ 川田龍平 (みんなの党)
   1 活動する
   2 賛成する
   3 回答なし
   4 公共事業チェック議員の会で活動しており、無駄な公共事業を続けるのはおかしいと考える。再開決定は遺憾。

◆ 福島みずほ (社会民主党)
   1 活動する
 社民党には予算修正動議の提出権(衆議院において議員50名以上、参議院において議員20名以上の賛成)がありませんが、他の会派と連携して取り組みます。
   2 賛成する
 1952年に計画が発表された八ッ場ダムは、「無駄な公共事業の典型」と批判されてきました。震災からの復興が優先され、しかも財政難の時に、検証が不十分なまま問題の多いダム建設を推進するのは認められません。
   3 反対する
 八ッ場ダム以外にも、大型公共事業の推進、防衛力の強化、消費税引き上げと連動する年金交付国債など、問題が多い予算のため。
   4 八ッ場ダムの中止は、2009年9月、当時の前原国交省が中止を明言し、「コンクリートから人へ」、「ダムにたよらない治水」、「官僚主導から政治主導へ」という政権交代の象徴でした。民主党が国土交通省の決定を了とするのであれば、「川辺川ダム、八ッ場ダムは中止。時代に合わない国の大型直轄事業は全面的に見直す」という、民主党自身のマニフェストは何だったのかということになります。特に、八ッ場ダムの検証も、ダム推進の結論、建設再開ありきの恣意的な検証となり、国民に約束していた予断なき検証、科学的・客観的な検証とはかけ離れたものとなっています。従来の河川行政に批判的な専門家も加えた、第三者機関で検証作業を抜本的にやり直すべきです。

◆ 中島政希 (無所属)
   1 活動する
   2 賛成する
   3 反対する
   4 容認できないので離党して抗議した。

◆ 又市征治 (社会民主党)
   1 活動する
 社民党には予算修正動議の提出権(衆議院において議員50名以上、参議院において議員20名以上の賛成)がありませんが、他の会派と連携して取り組みます。
   2 賛成する
 1952年に計画が発表された八ッ場ダムは、「無駄な公共事業の典型」と批判されてきました。震災からの復興が優先され、しかも財政難の時に、検証が不十分なまま問題の多いダム建設を推進するのは認められません。
   3 反対する
 八ッ場ダム以外にも、大型公共事業の推進、防衛力の強化、消費税引き上げと連動する年金交付国債など、問題が多い予算のため。
   4 八ッ場ダムの中止は、2009年9月、当時の前原国交省が中止を明言し、「コンクリートから人へ」、「ダムにたよらない治水」、「官僚主導から政治主導へ」という政権交代の象徴でした。民主党が国土交通省の決定を了とするのであれば、「川辺川ダム、八ッ場ダムは中止。時代に合わない国の大型直轄事業は全面的に見直す」という、民主党自身のマニフェストは何だったのかということになります。特に、八ッ場ダムの検証も、ダム推進の結論、建設再開ありきの恣意的な検証となり、国民に約束していた予断なき検証、科学的・客観的な検証とはかけ離れたものとなっています。従来の河川行政に批判的な専門家も加えた、第三者機関で検証作業を抜本的にやり直すべきです。

◆ 赤嶺政賢 (日本共産党)
   1 活動する
 八ッ場ダム本体工事費を削除することを含む予算案の組み替えを求めて活動する。
   2 賛成する
 八ッ場ダムについては一貫して、無駄と環境破壊の計画中止を求める立場で賛成する。
   3 反対する
 八ッ場ダムに限らず様々の問題のある予算案原案には反対する。
   4 民主党マニフェストで八ッ場ダムの中止を掲げて前原大臣当時に明確に中止を表明しながら、昨年末の「八ッ場ダム建設再開」の決定は、国民無視そのものです。

◆ 田村智子 (日本共産党)
   1 活動する
 八ッ場ダム工事費削除を求め、予算案の抜本的組替提案をしています。
   2 賛成する
   3 反対する
 米軍経費負担やムダな公共事業を含む原案には反対です。

◆ 塩川鉄也 (日本共産党)
   1 活動する
 不要なダムであり、予算案の組み替え動議など、その削除を求める。
   2 賛成する
 不要なダムであり、予算案の組み替え動議など、その削除を求める。
   3 反対する
 予算原案は、様々な問題がある上に、八ッ場ダム本体工事費も盛り込まれており反対
   4 野田政権も、不要なダムを造り続けてきた自民党政権と同じように審判を下す必要がある。

◆ 笠井亮 (日本共産党)
   1 活動する
 ムダな大型開発予算の一つ。八ッ場ダム予算の削除を含む組み換え動議を提出予定
   2 賛成する
 上記のとおり
   3 反対する
 上記のとおり。加えて、来年度予算案は他にも様々な問題があり、反対する。
   4 ムダ使いを復活させ、その一方で消費税の増税は断じて許せない。中止させるため全力をあげたい。

◆ 佐々木憲昭 (日本共産党)
   1 活動する
 総事業費が約5000億円、ほか周辺整備や利息等を含めると約870円もの膨大な支出が見込まれるムダな事業費は削除すべき。
   2 賛成する
 八ッ場ダムをはじめ大型公共事業予算は、国と地方をあわせて2兆円近くになる。不要不急の支出にメスを入れて震災復興や社会保障関係に回すべき。
   3 反対する
   4 公約違反は明白である。しかも国交省からの出向者が中心となって「検証」をすすめるなど信頼性が根本から問われるやり方であり、言語道断。

◆ 高橋千鶴子 (日本共産党)
   1 活動する
 八ッ場ダムは不要なダムであるから、予算の組替えなどで削除を求めていく。
   2 賛成する
 同上
   3 反対する
 予算原案には様々な問題がある上、八ッ場ダムの建設費用も盛り込まれているため反対する。

◆ 中島隆利 (社会民主党)
   1 活動する
 予算委員会、国土交通委員会で建設再開の問題点を指摘します。
   2 賛成する
 治水、利水の両面で再開に至る理由がないため
   3 反対する
   4 大型公共事業の在り方全体を見直すとした政権公約に違反している。

◆ 市田忠義 (日本共産党)
   1 活動する
 予算案の組み替え動議など、不要なダムである八ッ場ダム本体工事費等無駄な大型開発のための予算削除を求めます。
   2 賛成する
 予算案の組み替え動議など、不要なダムである八ッ場ダム本体工事費等無駄な大型開発のための予算削除を求めます。
   3 反対する
 八ッ場ダムなど税金の無駄遣いは温存したまま、年金の支給減など社会保障費は大幅削減するなど、2012年度予算案は重大な問題があり、反対です。
   4 中止を公約した八ッ場ダムなど無駄な大型開発の復活、消費税増税、TPP参加、「辺野古移設」など、あらゆる分野で公約を裏切る野田・民主党政権に審判を下す必要があります。

◆ 穀田恵二 (日本共産党)
   1 活動する
 工事費削除を含め、予算案の抜本組替えを求める。
   2 賛成する
   3 反対する
   4 公約違反、〝予断なく検証する〟はずが〝建設ありき〟の決定で許されない。利水面でも治水面でも不要、環境破壊にもつながり中止すべき。

◆ 紙智子 (日本共産党)
   1 活動する
 不要なダム工事は全国的にストップすべきです。わが党のくみかえ案に含まれています。
   2 賛成する
 同上
   3 反対する
 道理のないムダ遣いはすべきではない
   4 マニフェスト(国民との公約)を投げ捨て、自民党と変わらない政治に回帰したことに怒りを覚えます。