ダム計画は年月をかけ、地域を裂き、人の心を引き裂きます。
そんな中でも、50年間、故郷を守り闘い続けている人々を知っていますか?
長崎県石木ダム水没予定地に暮らす13世帯と支援者は工事ゲート前で座り込みを続けています。
お金より、住み慣れた土地と自然を大切にしたくて闘っているのです。
自然を守り、ダムに抗う人は北にもいます。山形県が建設を進める最上小国川ダム。
最上小国川は山形県で唯一ダムのない天然河川、アユ釣りをする人ならば知らない人はいない全国有数の清流です。
「アユの生育に影響が出る」と地元の小国川漁協は「ダムによらない治水対策」を求めていました。
「孫子の代まで清流を残したい」と口癖だった小国川漁協の組合長が、県との打ち合わせの前日に亡くなりました。
建設が進む八ッ場ダムに対して、私たちは何ができるでしょうか。
あきらめが支配する中で、私たちは何もできないかもしれない。
それでも、私たちは何が起きているか、できるだけ多くの人と見ていきたい。
一年を振り返り、みなさんと情報を共有したいと思っています。 ぜひ、お集まりください。
◆日 時: 2018年1月14日(日) 13時30分開演(開場 13時)
◆会 場: 高崎シティギャラリー 高崎駅西口より徒歩15分
◆参加費: 500円
◆講演「清流に殉じた漁協組合長」 相川俊英
相川俊英氏プロフィール
1956年群馬県生まれ。早稲田大学法学部卒。地方自治ジャーナリスト。
2018年1月、「清流に殉じた漁協組合長」(コモンズ)刊行予定。
他に「地方議会を再生する」(集英社新書)、「奇跡の村 地方は人で再生する」(集英社新書)、「反骨の市町村――国に頼るからバカを見る」(講談社)、「トンデモ地方議員の問題」(ディスカバー携書)、「長野オリンピック騒動記」(草思社)など多数。
◆石木ダムの映画「ほたるの川のまもりびと」パタゴニア版(20分)
解説・・・嶋津暉之(水源開発問題全国連絡会共同代表)
◆八ッ場ダム事業の現状報告 渡辺洋子(八ッ場あしたの会事務局)
★以下の画像をクリックすると、チラシをダウンロードできます。左=チラシ表面、右=チラシ裏面
写真=八ッ場ダム水没予定地